時空を超えて 駅弁の旅 ①
今でもデパートでは駅弁大会と称して各地の駅弁が並び大変な賑わいを見せています。小さい頃、家族で汽車旅行をした折にも、駅弁の思い出がよみがえります。停車時間中に会計を済ませるあわただしいときは、緊張が走りました。「明治 大正 昭和 駅弁ラベル大図鑑」より・・・ 御殿場線の山北駅...
View Article時空を超えて 駅弁の旅 ②
前回ご紹介した“ハム鮨”でなくて、東海道線神奈川県の大船軒さん謹製の“ハム辨当”。少し高めの50銭。洋食なるものが珍しい時代でしたから大正から昭和初期に販売されていたのでしょうか?中身が知りたいところです。 明治期になって入ってきたハムは、昭和初期の頃まで高級食材でした。札幌駅構内で販売の“純道(北海道)産 ハムライス”は、札幌駅のみやこ屋さんの販売です。注意書きがあります。折箱や空き瓶...
View Article駅弁の旅 ③ 四日市駅編
四日市での販売は、湊寿司の丹羽さんのみでした。米食文化研究所さんのサイトでは、国鉄の場合、原則一駅一店舗の駅弁の販売を許可していたとありました。 駅弁物語 駅弁物語 | お弁当コラム | 弁当ライブラリー | Plenus 米食文化研究所 湊寿司さん 30銭...
View Article駅弁の旅 ④ 汽車旅行の楽しみ
嵯峨屋さんが弁当を販売している“正明市(しょうみょうし)駅”は、今の山陰線 長門市駅のことで、山口県萩市の西にあたります。 佐賀市の久保田駅前にあった藤川屋さんの駅弁です。門司鉄道局は管内の駅弁ラベルに「旅は道連れ、世は情け、お互いに座席を譲りあいませう」のマナー標語を入れているものが多くありました。...
View Article駅弁の旅 ⑤ トンネル内の惨事
夜汽車の車内でのこと「もうすぐトンネルやぞ!」誰かが声をかける。何のことかわからず窓を閉めなかった。間もなく汽車はゴーっという音ともにトンネルに入り煙が充満する。見ると黒い粒々がいっぱいついてこすると黒く広がった。 汽車のイラストの入った駅弁を並べてみました。苫小牧を中心に簡単な地図が載っています。 並弁当20銭ですから、昭和になってからの駅弁でしょうか...
View Article駅弁の旅 ⑥ 名所案内
駅弁のラベルに刷られた観光案内。列車の中でお弁当を拡げながら周辺の観光地に思いを馳せたことでしょう。 埼玉県 大宮駅 三立軒さんの上等弁当 30銭です。大宮駅から歩いて10分ほどのところの氷川公園は、氷川神社の一部を整備して造られました。三立軒さんの名前の由来は、明治40年頃氷川屋、浜長、門奈の三社が共同で駅構内の販売を始めたので“三立軒”と命名されたそうです。...
View Article正義の時代だ!月光仮面
僕らの世代は、正義の味方の時代だった。ここに悪い奴らが居て、この悪い奴らを懲らしめるのが正義の味方、僕らのヒーローだった。遊びの場でもはっきりと分かれていた。上の者が“ええもん”になり、年下の者が“わるもん”になった。そうして、“ええもん”は必ず勝者となった。...
View Article正義の時代だ!海底人8823
昭和30年代の夏休みのある日、当家に“冷蔵庫”がやってきた。木製で、上下に扉がついていた。 毎朝、氷屋さんが2貫目の氷を上の扉を開けて入れていく。下の扉には三ツ谷サイダーや卵などが入っていて、白い冷気とともに独特の匂いがした。...
View Article