「ほどよく距離を置きなさい」湯川久子著 サンマーク出版
中国北宋代の儒学者 司馬温公はこう言っています。
「大金や資産をいくら多く残しても、
子や孫たちは、これを上手に守り使うことは出来ないものである。
子孫をいつまでも栄えさせようと思えば、
世の人々にために自らが陰徳を積むことこそが、
子孫が幸せに暮らす基となる」
(湯川先生 談)子の行く末を案じて財産を残そうとしても、突然降ってきたお金は人をなかなか幸せにしないということ。
言い換えれば、お金を残すよりも、自分で自立して生き抜く方法を学ばせることの方が重要で、そのためにも、自ら社会のためになることを続けていくことが大切だということ。この考えには、私も大いに賛成です。
海外では多くの富豪が、子供に遺産を残さない選択をし、多額のお金を寄付していることもたびたびニュースになります。
もう直ぐ、秋の四日市祭りです。司馬温公様のご尊顔を、改めて拝謁いたしたいと存じます。しかし、少しはお金もないとネエ。