昭和35年、テレビドラマになった「鉄人28号」のプラ模型が発売された。発売したのは今井科学。完成するとモーターにより両腕を振りながら歩く。足が妙に大きいのは電池が入っているため。漫画の鉄人28号のようにリモコンで自由自在に動かせるわけではないのが残念だ。本物の鉄人とまではいかなくても、いずれ手足ぐらいは思い通りに動かせる模型の発売を期待したい。
WEBより
しかし、前進するだけとはいえ、ムギ球で目をランランと光らせながら、体を左右に揺らして歩く姿はすごい迫力で十分に満足できる。プラ模型は組み立て式である点でもブリキ製おもちゃより「鉄人28号」らしくてよい。これまでのプラ模型は飛行機や船など実際に存在するものばかりだったが、「鉄人28号」のように漫画や映画に出てくるもののプラ模型ははじめて(昭和35年現在)の試みだ。
昭和32年4月、近畿日本鉄道四日市駅に近鉄ストアがオープンした。大勢の人が押し寄せる。その遥か西方に鉄人の姿があった。はたして、正義の味方か?悪の使いか?正太郎君はいずこに!
時は流れて現代。いったい何があったのか!鉄人の右腕が負傷している!危うし鉄人28号!