「矢車剣之介」は堀江 卓画。とにかくスケールが大きかった。巨大な木造戦車のようなものが出現したりして、スピーディで、まさに西部劇版の時代劇だった。
昭和30年7月諏訪神社に出現!
最近目撃された矢車剣之助
昭和32年8月発行の「少年」(光文社)から連載が始まり36年12月まで続く。「少年」は、一番よく読んだ雑誌だ。少年探偵手帳の付録や「鉄腕アトム」「鉄人28号」「海底人8823」「シルバークロス」も楽しみな連載だった。
8月号の付録「ビニール製水泳用 手びれ」は入手した記憶がある。水色のビニール製で、指の間が繋がっていた。アマゾンの半魚人のように。恥ずかしくてそれを使った記憶はない。
付録の工作も楽しみだったが、作るのが苦痛なだけで完成品で遊んだのは一度きりだった。
「矢車剣之助」のテレビ放送は34年5月から36年2月まで、毎週金曜日の午後6時15分から30分間流された。剣之介役は、のちスリーファンキーズのメンバーとなった手塚茂夫が演じていたが、テレビ版はあまり記憶にない。