「男の囲炉裏端の会」で、街歩きの映画館巡りを仰せつかっていて、その第9回が3月23日に迫っております。お天気が悪そうですが、“小雨決行”否“小雨も結構”となっておりますので、執り行われることは間違いがないと思われます。
今回は、幻の合同駅(椙山満先生曰く・・・)の説明もしようと思っていますので、再々掲載をさせていただきます。
大正5年3月には、三重軌道と四日市鉄道の合同駅が出来ていました。年表によると大正2年に出来たとあります。
これは“あすなろう鉄道”さんが復刻版として出版された当時の鳥観図です。合同駅から西へ、諏方駅まで伸びて、そこから二つに分かれているのが分かります。
本町の水谷宜夫さんからお借りした地図です。四日市駅(省線)から出発した二本の線路が、善光寺さん北側を通過して諏訪駅へ延びています。
これも水谷さんにお借りした絵ハガキ。正面に建つ合同駅から西へ下がった写真で、右に善光寺さんの立派な山門がみえます。昭和初期となっていますが、昭和2年には国鉄の西駅が完成しているので、昭和元年かと思われます。
完成したばかり(それにしてはすでに老朽化している様子?)の西駅。駅前はまだ未舗装です。
昭和5年には西駅前の舗装が完成していて、伊勢線が四日市駅を出発、90度の善光寺カーブを曲がっているところがカメラに収められています。熊澤ビル(現・本町プラザ)の屋上から写されたとありました。
思えば、合同駅は十数年の寿命だったようです。