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“二十四の瞳”上映

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挨拶をする外羽理事長

平成24年度サテライトステーション事業“昭和キネマの集い 第7回 二十四の瞳”は大勢の方にお越しいただきました。ありがとうございました。1月17日NHKの“クローズアップ現代”では、木下恵介監督の特集が放送され、タイムリーであったと喜んでいます。

Mさんの感想です。

「実に懐かしい名画です。私は当時20代半ばでした。心に沁みる場面は、若いころの自分を思い出して、感慨深いものがあります。久しぶりにこの名画にお目にかかり、また一つ自分が賢くなりました。考える力を引き出していただいた気分になれて、感謝で一杯です。あれから60年も経ちました。懐かしい童謡をたくさん聴き、涙があふれました。“仰げば尊し”、もう一度聞きたい思いで一杯です。有難うございました」

Mさんは、ご年配の男性ですが10年分の涙を流したとおっしゃってみえました。

Hさんからの感想です。

「大変良い企画に感謝します!“戦争のムダ”を再認識しました。一度、自分自身の69年間を振り返ります」

Sさんからは、

「小学校時代に学校から観に行って以来。感無量でした。大石先生の優しさの記憶しかなかったものが、こんなに世相の描写や、人間性の奥深さに感動しました」

Nさんはポスターを見て、初めて参加された方と思われます。ありがとうございました。

「60年も前に映画鑑賞ということで、小学校全校生徒が30分ほど歩いて映画館で観ました。その時の感想と今回とでは随分と違っていて、自分が年を重ねてきたことを思いました。美しい小豆島の風景と、今ではめったに声を出して歌うこともない懐かしい挿入歌。遠い道を下駄や草履で歩いて行く子供たち。お互いを思いやる心。夫を、教え子を戦争で失い、わが子までも亡くして生きていく大石先生の半生。雨降りの場面が多く、それだけでも撮影の大変さがうかがえます。懐かしく貴重な映画を、ありがとうございました」

昭和28年春から29年春にかけて、スタッフは小豆島でロケを行いました。晴天の日でも靄がかかったりしていて、撮影には苦労されたそうです。皆様からの感想、ありがとうございました。

・映画上映後、ご質問のあった阪東妻三郎主演の「破れ太鼓」の監督は、おっしゃっていたとおり木下恵介監督の作品でした。


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