“二十四の瞳”の感想がYさんからも届きました。Yさんは今回も市外の遠方からお越しいただきました。
「以前、中学生の頃だと思いますが一度観ました。この映画は被害者側の観点からと山田(洋次)監督に聴き、もう一度、観たいと思っていました。この時にチャンスが参りました。
現在は安部政権になり大変危機を感じています。憲法(平和)の改悪化し、集団的自衛権の憲法第9条第22項の削除。アメリカに追随し海外派兵は配線前へ戻る危惧を思います。
この映画を観てこの様な先生(大石先生)が今いたら、いじめも自殺もなくなると思う。人としての偏差値教育ばかりで「心」を失っているように感じます。
今は心豊かで想像力が豊かな人を育てる教育が必要と思います。
挿入歌も大変良かったと思います。特に童謡「七つの子」が好きです。そして二度と戦争をしてはいけないと心に誓いました。有難うございました。
追記 現在、秘密保全法が検討されているとのこと。これは国民の知る権利が守られなくなります。国が以前のように国家権力者に都合の良いように仕組まれています。国民一人一人が想像力を豊かにし、対応すべきと考えます」
鋭い批評をありがとうございました。1本の映画を観て「あ〜面白かった」で終わってしまうのではなく、自分の人生や社会のことを考えさせる映画があります。1月17日NHKで放送の“クローズアップ現代 木下恵介特集”では、自分の力ではどうすることもできない悲しみや苦しみに寄り添い、愚痴を聞いてあげられる人が少なくなったと語っていました。“やさしさ”を描く監督。山田洋次監督もしかりです