いよいよ小津安二郎監督の最高傑作、世界的にも高い評価の“東京物語”の上映です。インターネットの“日本の調和を描き続けた世界の巨匠”より抜粋させていただきます。
<再発見、そして数々の疑問>
名作中の名作「東京物語」を観ていると、感動とともに数々の疑問がわいてきました。
「見たこともない街並み、はるか昔の尾道や東京の風景が、なぜこうも懐かしく思えるのだろう?」
「ラスト近くに急死する母親(東山千栄子)の姿が、ずっと昔に亡くなった祖母の姿と妙に重なって見えるのはなぜだろう?」
「妻が死んだ翌朝、ひとり寂しく海を眺めていた父親(笠智衆)の気持ちになぜこうも感情移入できてしまうのだろう?」
尾道から
東京へ
<懐かしさの源>
小津作品がもつ不思議な懐かしさの源はどこにあるのでしょうか?その謎を解くカギのひとつは、シーンとシーンをつなぐ短い風景の映像にありそうです。
普通は場面をつなぐ為の説明として入れられるこれらの映像を小津監督は、一枚の美しい絵画の域にまで高めました。それは他の場面とのバランスを考え、目線でとらえたそのままの景色を映すのではなくシンプルで抽象絵画的ともいえる映像になっています。
そして、その美しい映像を見つめる人物の心を丹念に描き出すことで、一緒にみつめる私達もまた
「あーそう云えば、私も以前あんな気持ちで海をみつめた事があったなぁ」
そう思わせることに成功しているのです。
会話する人の顔を順に映し出し、その合間を短い風景のカットでつないて作る小津作品は、他の作品に比べてカット数が多く、ゆったりとした流れではあっても、しっかりとしたテンポを持っています。このテンポから知らぬ間に観客を画面に引き込んでいるとも云われています。
“東京物語”を 皆様とともに鑑賞できることを 楽しみにしています
時・平成24年1月27日(金)午後6時30分上映
処・スワセントラルパーキング2階会議室
入場無料
パーキング2階より直接会場に入ることが出来ます
車椅子の方もご利用ください(格安駐車券を会場にて販売いたします)
<再発見、そして数々の疑問>
名作中の名作「東京物語」を観ていると、感動とともに数々の疑問がわいてきました。
「見たこともない街並み、はるか昔の尾道や東京の風景が、なぜこうも懐かしく思えるのだろう?」
「ラスト近くに急死する母親(東山千栄子)の姿が、ずっと昔に亡くなった祖母の姿と妙に重なって見えるのはなぜだろう?」
「妻が死んだ翌朝、ひとり寂しく海を眺めていた父親(笠智衆)の気持ちになぜこうも感情移入できてしまうのだろう?」
尾道から
東京へ
<懐かしさの源>
小津作品がもつ不思議な懐かしさの源はどこにあるのでしょうか?その謎を解くカギのひとつは、シーンとシーンをつなぐ短い風景の映像にありそうです。
普通は場面をつなぐ為の説明として入れられるこれらの映像を小津監督は、一枚の美しい絵画の域にまで高めました。それは他の場面とのバランスを考え、目線でとらえたそのままの景色を映すのではなくシンプルで抽象絵画的ともいえる映像になっています。
そして、その美しい映像を見つめる人物の心を丹念に描き出すことで、一緒にみつめる私達もまた
「あーそう云えば、私も以前あんな気持ちで海をみつめた事があったなぁ」
そう思わせることに成功しているのです。
会話する人の顔を順に映し出し、その合間を短い風景のカットでつないて作る小津作品は、他の作品に比べてカット数が多く、ゆったりとした流れではあっても、しっかりとしたテンポを持っています。このテンポから知らぬ間に観客を画面に引き込んでいるとも云われています。
“東京物語”を 皆様とともに鑑賞できることを 楽しみにしています
時・平成24年1月27日(金)午後6時30分上映
処・スワセントラルパーキング2階会議室
入場無料
パーキング2階より直接会場に入ることが出来ます
車椅子の方もご利用ください(格安駐車券を会場にて販売いたします)