山に登り、亡くなられた方がいる。高齢者が多いか。
以前、Kさんに勧められたビッグコミックの石塚真一著“岳”を思い出した。連載はすでに終わっているようだ。山岳救助ボランティアの島崎三歩が、遭難救助を続けながら人々との出会いを描いた劇画である。これがまた泣けてくる。泣けるマンガも珍しい。
遭難には原因がある。不注意や無謀などで命を落とすことも多い。救助に成功したとき、三歩はにっこり笑って「良かったね、よく頑張った」と語りかける。決して叱りつけることはない。登山も人生のようなもの・・・・か。
三歩のところへ姉が訪ねてくる。姉は山岳救助の仕事が怖くはないかと問う。三歩は答える
「うん、怖いけど・・・・
それと向き合わないのはもっと・・・・怖いかな」
自分を裏切らない人生・・・を歩みたいものでアリマス。