平成23年度 文化の駅サテライトステーション事業 小津安二郎再発見 最終回「晩春」は昨夜盛況のうちに終了いたしました。
なによりも参加いただいた皆様、そして、上映にかかわっていただいたスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
昨年7月29日に第1回を上映させていただいて以来、多くの方に小津監督の映画を楽しんでいただきました。自分自身も、小津安二郎の作品を勉強することが出来て幸せであったと思っています。
良い映画はたとえ半世紀以上の月日を経ていても、観る人に与える感動は変わらないものがあります。小津監督が好んで取り上げた、娘を嫁に出す感慨と淋しさは「晩春」に始まり遺作となった「秋刀魚の味」まで続きました。ちょうど第1回の「秋刀魚の味」から一巡したことになります。
今思うと、春の季節に「晩春」を持ってこようと考えただけでしたが、最終回になったことが単なる偶然ではなく、監督の力が働いていたように感じています。
次年度もサテライトステーション事業は実施されるということ、皆様の意向を大切にして、上映会に望みたいと考えています。
ご協力いただき、ありがとうございました。