平成24年8月17日、文化の駅サテライトステーション事業 第2回 「青い山脈」を上映させていただきました。
今回も会場は満席。感謝です。
「青い山脈」を昭和24年に作った今井正監督は、社会派というか左翼系というか、視点を虐げられた人々にあてて映画づくりをした人です。
「民衆の敵(1946年)」・「青い山脈(1949年)」キネマ旬報2位・「また逢う日まで(1950年)」キネマ旬報1位・「どっこい生きている(1951年)」・「ひめゆりの塔(1953年)」・「にごりえ(1953年)」キネマ旬報1位・「真昼の暗黒(1956年)」・「キクとイサム(1959年)」・「武士道残酷物語(1963年)」ベルリン映画祭グランプリ・「越後つついし親不知(1964年)」・「橋のない川(1969年)」モスクワ国際映画祭ソ連映画人連盟賞・「婉という女(1971年)」など、映画を通した権力批判を展開しました。
今井正版「青い山脈」も、封建的風潮が残る地方の街で、恋愛の自由を主張する島崎雪子(原節子)の民主化運動に焦点をあてて描かれています。
生徒である寺沢新子(杉葉子)は、金谷六助(池部良)と仲良くしているところを級友に知れ、男女交際は学校の名誉を傷つけるものだと告発されます。
二人をかばう島崎は、時にはくじけそうになりながらも、沼田校医(龍崎一郎)や梅太郎(小暮実千代)を味方にして学校側と戦うことになるのです。
こうして、理事会が開かれ公の場で男女交際の是非が討議されることになるのですが、賛否両派に分かれて対策を話し合います。
街のボスである理事長(三島雅夫)は、酔った勢いでチンピラを差し向け沼田を襲わせます。往診に向かう途中、暗いトンネルで暴漢に襲われる校医・沼田の運命やいかに。
不穏な犬のけたたましい鳴き声で、物語の前半は終わります。
今回も会場は満席。感謝です。
「青い山脈」を昭和24年に作った今井正監督は、社会派というか左翼系というか、視点を虐げられた人々にあてて映画づくりをした人です。
「民衆の敵(1946年)」・「青い山脈(1949年)」キネマ旬報2位・「また逢う日まで(1950年)」キネマ旬報1位・「どっこい生きている(1951年)」・「ひめゆりの塔(1953年)」・「にごりえ(1953年)」キネマ旬報1位・「真昼の暗黒(1956年)」・「キクとイサム(1959年)」・「武士道残酷物語(1963年)」ベルリン映画祭グランプリ・「越後つついし親不知(1964年)」・「橋のない川(1969年)」モスクワ国際映画祭ソ連映画人連盟賞・「婉という女(1971年)」など、映画を通した権力批判を展開しました。
今井正版「青い山脈」も、封建的風潮が残る地方の街で、恋愛の自由を主張する島崎雪子(原節子)の民主化運動に焦点をあてて描かれています。
生徒である寺沢新子(杉葉子)は、金谷六助(池部良)と仲良くしているところを級友に知れ、男女交際は学校の名誉を傷つけるものだと告発されます。
二人をかばう島崎は、時にはくじけそうになりながらも、沼田校医(龍崎一郎)や梅太郎(小暮実千代)を味方にして学校側と戦うことになるのです。
こうして、理事会が開かれ公の場で男女交際の是非が討議されることになるのですが、賛否両派に分かれて対策を話し合います。
街のボスである理事長(三島雅夫)は、酔った勢いでチンピラを差し向け沼田を襲わせます。往診に向かう途中、暗いトンネルで暴漢に襲われる校医・沼田の運命やいかに。
不穏な犬のけたたましい鳴き声で、物語の前半は終わります。