8月24日(金)午後6時30分より、第2回文化の駅サテライトステーション事昭昭和キネマの集い 青い山脈 続編を上映させていただきました。
1週間後の続編上映ということで、どれだけの方にお集まりいただけるか心配でしたが、前回お越しいただけなかった方も数名みえて、会場は満席となりました。外羽理事長と「ありがたいことだ」と話し合った次第です。
後編をじっくり観たのは2回目ですが、結構理屈が多い。原作か監督によるものなのか一度小説を読んでみたくなりました。
第3回 昭和キネマの集いは、市川 崑監督作品“おとうと”です。(カラー作品)
幸田文の小説を映画化したもので、キネマ旬報1位、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞に輝いており、1976年には浅茅陽子と郷ひろみで再映画化されています。
この映画は、初の“銀残し”といわれる手法が用いられています。“銀残し”は大正時代の雰囲気を出すためにフィルムの発色部分の銀を残す独特の技法で、この作業により映像の暗部が非常に暗くなり、画面のコントラストが強くなるので引き締まった感じになるのです。
小説家の娘であるげん(岸 恵子)は、放蕩者に身を落としている弟、碧郎(川口 浩)の世話を甲斐甲斐しく焼いていました。それというのも、父の後妻である厳格なクリスチャンの義母(田中絹代)が子供たちを冷淡に扱うからでした。
ありとあらゆる遊戯に現を抜かす弟にげんは時に怒り、時に愛情をもって接します。そんな日々の中で、碧郎は肺病を病み再び回復することのない体になっていました。げんは病気が感染することも恐れず、碧郎のそばで生き、その傍らで眠ります弟とおのれの腕をリボンでしっかりと結び付けて。
2010年山田洋次監督が、市川崑に捧げて同名映画を撮っていて、二人をリボンで結びつけるなど、いくつかのシーンでオマージュがみられます。この時の姉は吉永小百合、弟役を笑福亭鶴瓶が演じています。
第3回 文化の駅サテライトステーション事業“昭和キネマの集い”は、平成24年9月28日(金)午後6時30分より。上映時間は1時間40分です。
ぜひご来場ください。
1週間後の続編上映ということで、どれだけの方にお集まりいただけるか心配でしたが、前回お越しいただけなかった方も数名みえて、会場は満席となりました。外羽理事長と「ありがたいことだ」と話し合った次第です。
後編をじっくり観たのは2回目ですが、結構理屈が多い。原作か監督によるものなのか一度小説を読んでみたくなりました。
第3回 昭和キネマの集いは、市川 崑監督作品“おとうと”です。(カラー作品)
幸田文の小説を映画化したもので、キネマ旬報1位、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞に輝いており、1976年には浅茅陽子と郷ひろみで再映画化されています。
この映画は、初の“銀残し”といわれる手法が用いられています。“銀残し”は大正時代の雰囲気を出すためにフィルムの発色部分の銀を残す独特の技法で、この作業により映像の暗部が非常に暗くなり、画面のコントラストが強くなるので引き締まった感じになるのです。
小説家の娘であるげん(岸 恵子)は、放蕩者に身を落としている弟、碧郎(川口 浩)の世話を甲斐甲斐しく焼いていました。それというのも、父の後妻である厳格なクリスチャンの義母(田中絹代)が子供たちを冷淡に扱うからでした。
ありとあらゆる遊戯に現を抜かす弟にげんは時に怒り、時に愛情をもって接します。そんな日々の中で、碧郎は肺病を病み再び回復することのない体になっていました。げんは病気が感染することも恐れず、碧郎のそばで生き、その傍らで眠ります弟とおのれの腕をリボンでしっかりと結び付けて。
2010年山田洋次監督が、市川崑に捧げて同名映画を撮っていて、二人をリボンで結びつけるなど、いくつかのシーンでオマージュがみられます。この時の姉は吉永小百合、弟役を笑福亭鶴瓶が演じています。
第3回 文化の駅サテライトステーション事業“昭和キネマの集い”は、平成24年9月28日(金)午後6時30分より。上映時間は1時間40分です。
ぜひご来場ください。