石ノ森章太郎氏の作品に“佐武と市捕物控”があります。その二
漫画家でありエッセイストの杉浦日向子さんがコメントを書いてみえました。
「佐武やんと市やんの物語の中には、無数の“俗物”が登場します。それらのあまりに唐突で意味のない死に忿懣やる方ない いらだちを感じるのは、そこに“仙人”には成り得なかった自分自身を見いだすからでしょう。無意味な死体に向かって佐武やんが、市やんが、顔を歪めて叫びます。「ば、馬鹿野郎!」
平成8年 市川隼監督が“トキワ荘の青春”と題して映画を作りました。
みぎ、石森章太郎役のさとうこうじと、赤塚不二夫の大森嘉之