八百屋の“しろちゃん”から、姉さんと「シェーン」を観に行くので、一緒に行かないかと誘われた。しかし、姉さんの都合で行けなかった記憶がある。封切りが昭和28年なので、三重劇場へ行こうとしていたのは幼稚園前の頃か?しろちゃんより歳が一つ下だったから、小さくて理解できないと思われたのかもしれない(恨)。
ジョー一家と、何気なくその場にいるシェ―ン
「シェーン」は西部劇の王道を行く作品です。開拓民の家族にライカ―一家が出て行けと脅しをかけます。善悪がはっきりとしていて、いかにもワルといった連中です。しかし、ライカ―一家の兄はこう云います。「開拓団としてこの地に入り、先住民のインディアンと戦い、苦労して手にした牧場だ。南北戦争で負けたため政府に取り上げられたが、本来、ここは俺たちの土地なんだ」と。立場を変えれば、ライカ―一家も悪くないような気がします。
ライカ―一家がやってきた
政府の承認があるとはいえ、むしろ侵入者は、ジョー親子の方かな?とも思われます。冒頭で、ジョー親子にシェ―ンという用心棒がついたから、ライカ―の方も拳銃使いのジャック・パランスを雇ったのです。その後、シェーンは奥さんのマリアンに色目を使い、プラトニックラブと言え、子供の前でチョロチョロと奥さんを伺います。(コレ、アカンヤロ)ということで後編の“シェーンは死んだか?”の結論に移ります。
「この土地から出ていくか、もしくは、俺の牧場で働くなら、雇ってやる ウヒャ ウヒャ ウヒャァ~」
<補足>ウィキペディアより“気になること”
日本においては、1953年(昭和28年)公開の団体名義の映画作品は『2003年(平成15年)12月31日に著作権の保護期間が終了したもの』と考えられたことから、幾つかの会社から『格安DVD』としてリリースされた。しかし、東北新社とパラマウント社は著作権存続を主張した。2007年(平成19年)12月18日に、最高裁判所で「著作権法による著作権の保護期間が終了した」と確定判決を下したことで「シェーンの著作権は消滅した」ということが、裁判を通じて公に認められた。
以下もウィキペディアより 著作権問題