DVD“マーガレット・サッチャー”を観る。実は先日、映画“リンカーン”を観に出かけたのですが、昼食に飲んだビールの影響で三分の一程を寝ておりましたので、その罪滅ぼし??デス。
“リンカーン”は、彼が奴隷解放法案を通すため票のかき集めに苦心するという物語で、大半が討議の場面です。したがって、寝ておりました。
一方、映画“マーガレット・サッチャー(鉄の女の涙)”は、つい先日亡くなったサッチャー首相をメリル・ストリープが熱演しております。愛する夫を亡くし認知症が進む彼女の晩年を軸に、過去の議員生活を振り返りながら描かれておりました。メイキングと云い、老いたしぐさや闊達な演説振りと云い、メリルさんの貫録には脱帽でアリマス。
私はとても楽しめました。二度も観てしまいました。
さて、彼女の晩年に医師の診断を受けるシーンです。
医師「誰にも悲しみはあります」
サッチャー「主人が亡くなって長いわ
「でもおつらいでしょう、その“お気持ち”・・・」
“お気持ち”ってどういうこと?
最近は“考え”より“気持ち”
“お気持ち”は居心地が悪いわ
我々の“気持ち”としては
今の時代の問題の一つは
人々の関心はどう“感じる”かで
何を“考える”ってことじゃない
“考え”や“アイデア”こそが面白いのに
私が何を“考え”ているか
“考え”が“言葉”になる
その“言葉”が“行動”になる
その“行動”がやがて“習慣”になる
“習慣”がその人の“人格”になり
その“人格”がその人の“運命”になる
“考え”が人間をつくるのよ
私の父の言葉・・・・
よく分からないところもございますが、要するに・考え→言葉→行動→習慣→人格→運命→人間・ということで御座いましょうか。名言でゴザイマス。