Hさんには、またまた大感動していただけました。
「有難うございました。重厚な名画でした。五十数年前の昔、私は社会人駆け出しのチョンガ時に有名との評判で騒がれた当映画を観ました。オツムの軽さが災いして、単に目に映ったそんな程度の感じで流れていきました。老いぼれの現在とはまるで差があります。夫婦愛和、夫婦婦随、内助の功。日常の生活、買い物にも困る不便な辺地、僻地で全く表情に出さず夫に尽くす妻。これは現在では考えられないことです。場面にも出たとおり全国に150とか180とか灯台が設けられ、昼夜いとわず海の安全の為に命をかけての使命。私は非常に心を打たれました。夫婦とはかくも偉大な絆で結ばれるものなり。教えられました。私は、己の現状がとても恥ずかしく、今や遅しの反省と後悔です。有難うございました」
Hさんからの感想です。
「いつも吟味され選んでいただいた映画を」みせて頂き、ありがとうございます。
昔の映画は・・・と思っていた私も、今では、毎回楽しみで、封切り時に観た映画も50代になってみてみると、又、新鮮ですネ・・・・
皆様の御感想もとても本格的で、足元にも及びません。
今回の「喜びも悲しみも幾歳月」は、安乗灯台が舞台の一つということで・・・私の主人が、安乗灯台のすぐ近くの出身で、私も、結婚してから何度も訪れています。今回の映画は、私が生まれたころの作品で、その頃の安乗灯台がみられるとワクワクしていました。やはり、今より自然のままで、海・・・海岸なども整備されていなくて・・・でも自然のままで、良き時代の風景だと思いました。
灯台守の御夫婦の日常を描いているとは思っていました。人生の中には山あり谷あり、いろいろあることを描かれていると予想していましたが、長男(中村賀津雄)が亡くなることに関して、なにかとても心に残るものがありました。私も息子を持つ親としてだからでしょうか・・・
又、現在すでに亡くなられている俳優さん達の若かりし頃の姿は、とても驚きがありました。
前回の「野菊のごとき君なりき」もとても感動致しました。素朴な映画の中には、考えさせられる、深いものがありますネ!
いつもありがとうございます!
Kさんからも感想をいただいています。
「前回“二十四の瞳”を観たときにも、多少感じたのですが、木下監督の作品は、今回も長編ドキュメンタリー観ているような感じがしました(自分だけだと思いますが)。多分、たくさんの説明文が映画の中に入っているせいなのかもしれません。
ただ、主役の二人が、結婚当初から老境に到るまで、見事に演じられたのは素晴らしいと思います(すごく上手に老けていった)。
あと、嵐の中の船は特撮でしょうか?」