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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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“寅次郎夕焼け小焼け”感想2

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「今回でシリーズ最後にしても良いのではないかと思えるようなラスト。寅がぼたん(太知喜和子)に“所帯を持とう”というセリフ。これは寅がマドンナに云った初めての(自分が知る限り)プロポーズ。どうみても寅はこのままぼたんの家に住み続け、まるでおとぎ話の最後のように(二人は末永く幸せに暮らしましたトサ)なってもおかしくない様な終わり方です。気風の良い(気立てが良い、面倒見が良い)ぼたんと、人間的(社会的)にちょっとダメな寅と、すごくいい夫婦になりそうで(喧嘩をしてもすぐ仲良くなりそうな)まるで落語のまくら(注)にでもありそうな男女の関係を思わせました。だからこの先、シリーズが続き寅がマドンナに何十人も(三十数人)振られ続ける(何度か出演のマドンナもいますが)必要があったのかなと思いました。

(注) 落語の本題に入る前の小口出の類い。口出しの頭の方にあるので“マクラ”というらしい。

追記

三代目黄門さま(佐野浅夫さん)の知的な悪役。なかなかサマになっていました。

満男君が吉岡秀隆ではありませんでしたが・・・

※ 吉岡秀隆さんは、前回上映させていただいた第27作“浪速の恋の寅次郎”(昭和56年封切り)から最後の48作まで満男役で出演しています。中村はやと君がそれまでの満男役でした。中村君は、後年サラリーマンだったらしく、三埼千恵子と共に渥美清の墓参に訪れたということです。


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