目からうろこの一冊です。西村さん紹介のフェイスブック“東洋経済”に掲載の本“稼ぐまちが地方を変える”木下斉著 NHK出版新書
補助金を充てにした街づくりは成功し難い!数人のスタッフで、小さな事業を起こす。それなら失敗しても大きな傷にならない。補助金の縛りがないから修正がきく。利益を出すことは民間であれば当然だし、生み出された利益は次の事業にまわせる。
まちを変える10の覚悟として、木下氏はこのように挙げています。
1、行政に頼らない
そこに住む人たちが自ら動き、改善していくまちは住みやすく、栄えていく。
2、自ら労働力か資金を出す
人任せのまちづくりではなく、資金を出すか、でなければ労働力で参加する。
3、「活動」ではなく「事業」としてやる
補助金を求めるのは本末転倒。利益を追求した事業として取り組む
4、論理的に考える
事業は思い付きではなく、自分で描いた「論理」が必要
5、リスクを負う覚悟を持つ
自分で考える力とリスクを負う覚悟がないと、現場の困難に立ち向かえない
6、「みんな病」から脱却する
みんなでやろうとするから、無責任、意見がまとまらない、ムダな時間が経つ。自分から始める。
7、「楽しさ」と利益の両立を
続ける条件は、楽しいことと儲かること
8、「入れて、まわして、絞る」
地域外から人や財を入れ、地域内取引で回して、地域から出ていく人や財を絞る
9、再投資でまち全体に利益を
生み出された資金は再投資して地域で回す まちづくりは金儲けの手段ではない
10、10年後を見通せ
1年先ではなく10年後の繁栄を描いて行動を