昨日、某さんのお誘いで、とあるレストランへ昼食に出かけました。ランチ1,650円と少々高めでしたが、コースになった洋食でデザートも満足。ご婦人方のランチには人気があるなぁと感じさせるお店でした。
体験学習の女子高生さんもみえて、意地の悪い質問をする客もいましたが、お店の懐の深さが感じられます。
さてその夜、2011年発刊以来250万部のベストセラーとなった「夢をかなえるゾウ」の一部を思い出しました。
ダメダメな僕のもとにある日突然転がり込んだゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。関西弁で話しタバコとあんみつが大好物。
この日もシュークリームを食べにレストランへ付き合わされる。
「これはやな、この店のシュークリームはカスタードがぎょうさん入ってるから、外に出てもうても手につかんようにわざわざ大きいのを作ってくれてはんのやで」
「へえ」
「テーブルの上だけでも、普通の店との違いがこんだけあるんやで。この店が他の店と違う理由なんて探しはじめたら100も200もみつかるわ」
「なるほど」
「この店はなんでそんなことできると思う?」
「それは・・・・従業員への教育が行き届いているから、とかですか?」
「まあ、それもあるかもしれんけどな。でも一つ言えることはな、この店全体でお客さんを喜ばせようなんて気持ちがあるんや。“この商品原価安いから儲かるわ”とか“おきゃくさんはよ帰らせて回転率上げよ”なんて店側の都合はあらへん。お客さん、つまりお前や、お前を喜ばせるために、この店はめちゃめちゃ頑張ってんねや。お前が“雰囲気いいなあ”って思うのも、この店全体がお前を愛してるからなんや」
僕はもう一度店内を見渡した。
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