韓国と北朝鮮は、昔からにらみ合っている。以前、釜山のタクシー運転手から聞かされた話を思い出しました。
幻に終わった日本分割占領計画 歴史ミステリー研究会編 終戦直後の日本より
第2次世界大戦が終了すると、資本主義のアメリカ合衆国と社会主義のソビエト連邦が睨み合いを始めた。東西冷戦である。この対立はドイツ、ベトナム、朝鮮半島でも展開された。そして日本でも同じ境遇に立たされていた。
釜山のタクシー運転手は「日本が分断される代わりに、朝鮮半島が分断された」様な事を話していたが、そうでもないらしい。
実は戦後の日本占領については、アメリカのルーズベルトとソ連のスターリン、イギリスのチャーチルとの間で、日本分割占領の密約が交わされていた。
実は、終戦までにアメリカ内部でこの話は進められていた。北海道と東北地方はソ連(U.S.S.R)・関東と中部地方はアメリカ(U.S.)、東京はアメリカとソ連・イギリス・中国の共同管理、関西地方はアメリカと中国、四国は中国(CHINA)、九州はイギリスの統治と決められていたそうだ。実行されれば、収集できない分裂状態である。
だがこの案は廃案になった。理由ははっきりしない。
アメリカが核爆弾の実用化に成功して主導権を握ったからか、ルーズベルトの急死で対ソ外交政策が変わったからか、とにかく日本の分裂は見送られた。
アメリカの机上の話だったのかもしれません。