本日は第4回四日市JAZZ FESTIVAL。ここ表参道スワマエ コスモ楽器前でも熱演が展開されました。
ラストの“谷マキ”さんの唄が一番上手かった。プロ並み?(プロか?)17時からだったので人通りの少なかったことが残念。通りのお店は関係なくサッサと閉めてまった。ナンチュウコッチャ!モッタイナイ!(写真は明日掲載予定)
※ 翌日、フェイスブックでほめ言葉をコスモちゃんに送ったら、転送されて、ご本人から感謝のご返事が来ました。谷マキさんの“タニマチ”にさせていただければと思ってしまいました。ジョーダン、ジョウダン
トコロデ
人は他人を上に見たり、下に見たりして差別する動物です。見上げられると悪い気はしませんが、見下されることには苦痛が伴います。私も含めて、社会の弱者に送る詩でゴザイマス。
“通勤電車で読む詩集”小池昌代 編 NHK出版 より
宇宙を隠す野良犬 村上昭夫
野良犬はなぜ生まれてきたのか
それが分かる時
宇宙の秘密が解けてくる
それはなぜ好かれないのか
その肌はなぜ悪臭に汚れていて
なぜみなに追われるのか
それはなぜ痩せているのか
消えそうにも痩せていながら
なぜなおも撲殺されようと
つけねらわれているのか
それはなぜ尻尾をたれるのか
人の姿を見さえすると
なぜおびえた痛ましい目を向けて
逃げ去ってゆくのか
そして野良犬は
これからも生まれるのだろうか
生まれて誰にも好かれはしないのに
いつも固い棒で追われるばかりで
かどだった石で打たれるばかりで
いつも暗くて際のない死に
おびえていなければならないのか
野良犬は
なんべんも生まれるのだろうか
それが分かってくる時
宇宙の秘密は解けるのだ
宇宙の端が一体なになのか
その先がどうなっているのか
一匹の血に飢えた野良犬が
雨に濡れながら逃亡を続ける野良犬が
それをしっかりと
隠しているのだ
小池さん曰く
読み終えたあと、臓腑ふるわせ、うーっと一声、うなってみたくなる
なりませんか?