Kさんからも感想をいただきました。ありがとうございました。
本当に久しぶりに観させていただきました。多分、上映時以来と思います。
久しぶりに観て感じたことは、なんと自分は涙腺が緩いのかと思いました。多分これは、作品が見事なためか、それとも単に自分が年寄りのため(その両方?)かもしれません。本当に何でもないシーンで、妙にウルッときてしまいました。
小樽で夕日をバックに三人が波打ち際で遊んでいるシーンは、まるで外国映画のワンシーンのようでした。それと、船越英二が初恋の女性に一生懸命言い訳をしながら去っていくシーンと、どちらも素敵でした。
最後に山場のプロポーズのシーン。小津安二郎監督ファンには申し訳ありませんが、原節子のOKの仕方よりリリー(浅丘ルリ子)のOKの仕方の方がよかったです。すごく考えて答えを出した感じがありました。
Kさん何時も感想をいただき、ありがとうございます。
寅のアリア、「あいつはきっと泣くな。大きな目に涙がいっぱい溜まってよ、気が強いあいつだってきっと泣くよ」のシーンや、大喧嘩の後、雨の中リリーを「散歩に来ただけよ」と意地を張りつつ迎えに来るシーン。寅のリリーを思うやさしさがどっと出たとき、何度観ても泣かされます。