お正月に訪れた“竹島水族館”の本を孫から借りました。どうして小さな水族館を若い職員達のパワーで盛り返すことができたのか?。(書店にて発売中!)
館長の小林さんは30代。プロフィールが書かれています。
竹島水族館の若き館長(2016年時点)。圧倒的な行動力とアイデアで竹島水族館を盛り上げることに成功。また、スタック随一の飼育技術もあるため、館長としてだけでなく飼育員としてもこき使われる。わりと無口。好きなものはファンタグレープ。最近はメダカを見ていやされている。
そして小林館長のコメント。人気の秘密ここにあり!
劣等感は原動力
竹島水族館は全国的に見て、それはそれは小さな地方の弱小貧乏水族館です。周りを見渡せば立派な水族館が次々と出来ています。我々スタッフはそれを意識しないようにしていますが、やはりその現実を見たり知ったりしてしまいます。
正直悔しいです。都会の立派な水族館へ偵察と称して視察に行き、スゴイ水槽を見てくると、自館の小さな水槽とのギャップに、ヒザから崩れ落ちそうになったり・・・。なんなんだこの水族館は!と、朝からわめき散らし、バットを振り回し、水槽をすべて壊したくなることも・・・。
しかし、それが「オノレ、今に見ておれ!」という気持ちにだんだんと変わり、体の真ん中から燃え上がってくるものを感じます。小さいからってダメな水族館だと思われたくない!水族館に小さい大きいも関係ない!やってやるぜオレ!オレなら絶対できるぜ!という気持ちが原動力となって新しい展示水槽が生まれ、注目を集めることもあったりします。
竹島水族館では「悔しい!」という気持ちが、いいアイデアや行動力を生み出すのです。(館長 小林龍二さん)