綿菓子のイメージです
9月24・25・26日は諏訪神社の大祭でした。祭礼に参加する子供はお休みで、午後には全校が休校となりました。諏訪公園には香具師の店が並びます。食べるものでは、綿菓子、ういろう、カステラ、リンゴ飴、イカ焼き、ラムネなど。その他おもちゃのくじ引きやスマートボールなどがズラリと並びます。
地球ゴマ
遊びに来た友達と公園へ繰り出します。香具師の実演をしばらく眺めていた後、地球ゴマ35円を買い求めました。
イメージでございます
公園から神社への途中に見世物小屋が出ていました。今でも四日市祭りになると、お化け屋敷が小屋を組んでいる場所です。“火喰い女”と称して呼び込みをかけ、時折幕を揚げます、女性の裸の背中が見えて、その向こうには呆けたような顔をした客がこちらを見ていました。ちょっと覗いてみたくなり友達の手を引っ張って中へ入ります。中ではおばさんがローソクの束を口に入れずに吹き消していました。出口で15円払います。本日の出費、計50円也。後日、友達の親からクレームがつきました。「うちの子が100円すべて使ってきた」と・・・。
四日市の昭和 樹林舎刊より
諏訪神社では、香具師の口上を飽きずにいつまでも聞いていました。袋の中の二つ頭の蛇を見せると云いつつ、最後には万年筆を販売していました。鋳物でできた小さな器具に針を刺し、下の穴から糸を入れると簡単に通せるというのもありました。写真をなぞりながらコンパスを動かすと、そっくりの絵が描ける拡大器を売っていて、早速家で試しましたが、うまく描けません。どうして描いたらいいのか、もう一度、叔父さんの描きっぷりを見に出かけました。
市民壇の前に、木下サーカスが来ました。数日前からテント張りの作業が始まると気持ちが高ぶったものです。巨大な鉄枠はオートバイが回転する時だけ中に入れます。上では数名の楽団がラッパを吹いていました。ストリップ小屋が来たこともありました。
猥雑で、怪しく、そして楽しいお祭りでした。
追記 昭和の食と商店街 その6
ママ家でラーメンしか食べたことがなかったと書きましたが、近所のご婦人に聞くと、マカロニをおかずにご飯を食べたという事でした。マカロニサラダは、当時少しお洒落な食べ物だったのでしょうか。