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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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映画「白痴」の感想です

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今回はたくさんの感想をいただきました。ありがとうございました。

わざわざ亀山からお越しのYさん。恐縮いたします。

「四日市市文化の駅サテライトステーション事業。ご苦労様です。有難うございました。

“白痴”は今回初めて観させて戴きました。ロシアの文豪ドストエフスキーの作品で、大変興味を持ちました。戦争体験のショックで病気になり失ったものも多かったと思います。その結果、見えるものがあるのだと思いました。

私はある講演会で、教養のおある人は人の心が読める人だと聞いたことがありました。本当にそうだと思っています。私は翌日図書館へ行き、この本を探しましたがありませんでした。4時間25分の映画が2時間45分に短縮されたとのこと。私の心を動かしたのはこのことでした・・・。(作品を読みたいと思いました)

現状を見たとき、現在の政治は、全く国民の心を読まず暴走している様です。感じる心が麻痺しているように思います。

更に、カラマーゾフの兄弟も読みたいと思っています。本日は本当にありがとうございました」

Yさん、ありがとうございました。これから大作に挑戦しようという心意気。素晴らしいことです。やらねばならない楽しみをいっぱい作ってください。私も見習わせていただきます。

某さんからの感想です。

「毎月楽しみに待っているものです。今回の原節子の役は、いつものやんわりおとなしい原節子よりう〜んと良かったような気がします。私はこちらの方があっているような気がします。森雅之もすごくうまかった。観ていてもじれったくなってきて困りました。三船の声が割れちゃって、聞き取りにくい部分がいっぱいありました。そして、岸恵子を見つけることができなかったのですが、どこで出てきたのかな〜?

映画大好き人間。特に昔の映画だぁーい好き!ゴタゴタ解説は要らない。楽しい楽しい楽しみ〜!」

音響と画面の悪いのは勘弁してください。気にはしているのですがこのあたりが限界です。なんせ、無料ですから。岸恵子の出演ですが写真を掲載いたしました。(前回) 初めは客人の中でも後ろの方で控えめでしたが。札束を燃やすシーンで客人たちが暖炉に移動したときよく見える位置につきました。本人もラッキーと感じたことでしょう。この撮影の後、吉村公三郎監督に見出されます。  それにしても、隣の男の手が気になります。

Kさん、ありがとうございました。

「非常に難解で感想が書きにくい映画でした。私故人の独断の意見を2,3。

☆ 小津映画より今回の方が原節子よかった!尚、主要人物の割に出番が少なかったのではと思います。

☆ 原作の小説は読んでいませんが、主なるカラミ以外に、たくさんの登場人物問題点と言うか、カラミが多すぎるように思いました。

☆ 三船敏郎の狂気が最後の方に見られましたが、これは主人公(森雅之)以外が白痴いう意味でしょうか?

☆ 主人公は(今で言うと軽度のDTS’D)最後はどうなってしまったのでしょう?(入院?収監?)

Kさんありがとうございました。我々が、病人だと思っている人が実は崇高な存在なのだということではないでしょうか。それから、最後にはおそらく拘束の後、刑務所病院行きでしょう。三船さんに聞かないと分かりませんが。


霞緑地と四日市ドーム

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本日は、恒例の朔日恵比寿。Hさんからご寄付をいただいた、甘酒の無料サービスを行いました。「なぜ甘酒なの?」と問われるお客様に「お雛祭りですやんか!」と答えておきました。米麹の甘酒は大変好評。有難うございました。

四日市商工会議所機関誌の3月号の巻頭を飾るのは「霞緑地と四日市ドーム」です。

霞ヶ浦緑地は国道23号線と広さ27.5?の広大な緑地。豊かな緑に包まれた敷地内には四日市ドームや野球場サッカー場、体育館などスポーツ施設のほか、競輪場、オーストラリア記念館、芝生広場などがある。また、海岸側では釣りもできる等、四季を通じてスポーツやレジャーで市民に親しまれている。

“商工春秋”5月号より新企画「続・よっかいち歴史浪漫紀行」が連載開始となるそうです。楽しみです。

袋井市小売商業部会の皆様有難うございました

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袋井市小売商業部会の皆様、本日は早朝から16名の方が四日市諏訪商店街振興組合を訪問いただきました、御礼申し上げます。ありがとうございました。

視察は出かけるものとばかり思っておりましたが、まさかお越しいただく方がみえるとは、恐縮いたしております。何せ初めての視察受け入れでしたので、1時間ほど退屈なお話を聞いていただいた事と思います。

視察を知ってから、四日市商工会議所の坂下さんのご指導で不十分なプレゼンを作らせていただきました。

袋井市様と共通の東海道でつながるあたりのお話から、四日市の歴史と駅前商店街の概略。そして諏訪振興組合の現在までの活動。中心市街地グランドプランを坂下さん、エキサイト四日市・バザールをアビ・コミュニティの堀木さんでご説明いただきました。

その後、パーキング屋上の太陽光パネルと、諏訪神社から1番街、そしてアピタ前までの商店街の様子をご覧いただきました。視察団の目で街を見ると「まんざら捨てモノではない」と思えてくるので不思議です。

今回、受け入れの立場を初めて経験させていただき、大変、勉強になり励みにもなりました。良い経験をさせていただいたと喜んでおります。改めて袋井市の皆様には感謝申し上げます。

尚、本町通り商店街振興組合様の最新防災マップをご披露して、街の紹介に役立たせていただきました。代表理事様には了解済みですが、連絡が後手になりましたことお詫び申し上げます。

さて10年後の商店街は?

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10年後の商店街を描いてみよう。という全国商店街支援センター様のプログラムに1番街・諏訪西・諏訪の振興組合が取り組みました。まずは街の良いところをフリートーキング。

未来希望図 商店街ビジョンマップ

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全国商店街支援センターさまと四日市商工会議所様のお力を借りて、三振興組合が10年後の四日市中心商店街のありたい姿をマップにしました。ご指導は前田 進先生。

商店街に希望の光が射しておりました。バンザーイ!

商店街振興組合法施行50周年記念式典

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商店街振興組合法が施行されて50周年を迎えるにあたり、東京都港区青山のホテルフロラシオン青山において記念式典が開かれました。

当諏訪振興組合からは、副理事長の吉田周夫と、専務理事の水谷武生が出席、中小企業丁長官賞の表彰を受けました。

その後開かれた記念パーティでのお二人は、おのぼりさんのミーハーオジサン丸出しのはしゃぎぶりでございました。

シアワセ〜    シアワセ〜

映画“蒲田行進曲”上映

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3月14日 最後の文化の駅サテライトステーション事業“松竹キネマへの誘い”を行いました。「蒲田行進曲」の感想です。

Kさん ありがとうございました

「とてもよかったです。芸能界の裏側を見た気がします。長い間どうもありがとうございました。「おわり」とのこと。とても残念です」

 

Hさんの感想です。

「以前から観てみたいと思っておりましたので、今回観られて良かったです。このひたむきさと小夏さんの家庭的な雰囲気は、現代から失われつつあるものではないでしょうか。とてもとても良かったです。

地域の方がこうして集まり、ひとつの映画を観る、ということが素敵だと思います。とかく各々の世界に閉じこもってしまいがちな昨今において、こういったことはこれからドンドン大切になっていくと思います。是非存続をお願いします」

Hさんには“みんなで集い鑑賞する”大切さを教えられた気分です。感動を共有することの大切さと申しましょうか・・・・

 

今回は、初めて投稿いただいた方が多くみえました。Sさんもその一人です。

「三年間すばらしい企画実行で、本当に感激の毎回でした。またいつか、このような企画が催されることを願っています」

Sさん、ありがとうございました。何らかの形で再開したいと思っております。ご支持をいただき ありがとうございました。

映画「蒲田行進曲」感想2

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Kさん、今回も感想文ありがとうございます。

「映画馬鹿の映画馬鹿による映画馬鹿の為の映画。この映画は、銀ちゃんとヤスと小夏による奇妙な三角関係の愛の映画。ヤスと小夏は銀ちゃんのことが大好きなのに銀ちゃんは役者人生そのものを愛している様な男!そんなどうしようもない男に惚れている二人!それにこの映画ではスタントマンにも光があたっている映画です。最近新聞で読みましたがヤスのスタントをすべて引き受けた人物のいる記事がありました。

最後に、非常に楽しい映画に会えてうれしいです。

また、行政の施策でこのような機会が持てますことを祈りつつ、筆を置かせていただきたいと思います。(初年度の第8回から参加しております)」

Kさん、お付き合いありがとうございました。是非とも違った形で映画を楽しむ機会が持てますことを希望いたしております。チャンスは待つものでなく。自らの努力で作り出すものです。その節はどうかよろしく。

 

Tさま、今回も感想文の投稿をいただき、ありがとうございました。Tさんの投稿が無かったら、3年間の間に、此処まで盛り上がることはなかったと思います。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              「蒲田行進曲はバブル時代にさしかかった昭和57年の作品。主演の松坂慶子は20代、風間杜夫と平田満は30代。若く 美しく 元気一杯!私も当時は主婦歴12年の忙しく元気なお母さんでした。その頃は、映画館に足を運ぶことは稀で、もっぱらTVドラマで満足していました。

今回の作品では、撮影現場を見学させて貰っている様な感じで、何だかとても得した気分でした。オーバーアクションや家庭内暴力シーンもありで、男のロマンを応援し続ける辛抱強い大いなる母性を描いていたこの作品。

原作者のつかこうへい・深作欣二監督・清川虹子等、すでに鬼籍に入ってしまいましたが、映画作りの面白さが存分に伝わってくる楽しい作品でした。

3年間という長きに渡り、無償で多くの名画(全29作品)を観せていただき、誠に有難うございました。(9作品×3年+追加2作品“長屋紳士録”“砂の器”)

関係者の意皆様に於かれましては、私どもにはわからない苦労もおありだったのではと推察しております。私なりにお礼の気持ちを込めて、毎回、感じたこと、知っていた事を感想文に書いてきました。いつも長たらしい駄文で、皆様にはご迷惑をお掛けしたことと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

さて、映画は観る者の心を揺さぶってくれる究極のエンターティメントです。これからもずっと映画のある生活を送っていこうと思っています。

本当に ありがとうございました!」

最後に、私の我儘にお付き合いいただいた理事長・事務所のお二人をはじめとする役員の皆さま、そして、参加いただいた皆様に深く深く感謝を意を表して、文化の駅サテライトステーション事業“松竹キネマへの誘い”を終わらせていただきたいと思います。

どうも ありがとうございました


いーはとーぶアベニュー材木町

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先週、振興組合法施行50周年記念式典に伺った折、懇親会の席で盛岡市材木町商店街振興組合理事長の宮沼孝輔さんとお話しできる機会があった。

初めに東日本大震災のことを話すと、内陸部に位置しているので津波の被害は免れたそうだ。そう云いながら宮沼さんは二枚のコピー用紙を渡してくれた。

材木町では冬季を除いて毎週土曜日“よ市”が開かれており、大勢の来客で賑わう。週刊文春と新聞からの紹介記事だった。近在の農家などが野菜などを持ち寄り露店を並べる。「その時、商店街はどうしていますか?」の問いに宮沼さんは「店の前に商品を並べて売ります。たくさんの人が集まりますから」と、当然のように話す。「もともと商売をするための市ですから・・・」

四日市のイベントは、来街者で賑わいを作るためだけに始められたのではないか・・・・。その時、商店街は充分売れて、潤っていたから・・・・。カナ?

 

バザール開催に向けて

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3月19日 午前11時 服部実行委員長とアビコミの堀木さんと三人で記者クラブへ出かける。新聞掲載のお願いである。毎日・読売・伊勢新聞の記者の方々は、こころ良く対応していただいた。

午後2時30分からは、三滝通りさくら祭り出店の皆様への説明会があった。まず保健所の久保田さんからノロウィルスに関する注意、そして、中消防署の斎藤さんから火器の取り扱いに関する注意事項が話された。続いて出店の場所決めがあった。まず、申出順にくじを引き、くじの番号順に希望の場所を聞いていく。今年は早くから予定数をオーバーして、さくら祭りは大好評だ。

夜は7時から第3回の実行委員会。最終予算案が読み上げられ了承の後、各組合・団体様宛の役割分担をお願いした。この日はバザール三昧の1日でした。服部実行委員長、堀木さん、ご苦労様です。

桜の開花もよさそうで、お天気に恵まれることを願っている。

映画「蒲田行進曲」感想3

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最後の感想を皆様にお送りした後、2通手紙が届きました。

Sさん ありがとうございました。

「あれっ?!“蒲田行進曲”ふーん 懐かしい、久しぶりにまた観てみたいな。

3月の雨の降る日中、たまたま通りかかった諏訪商店街の1軒の店先に、そのポスターは貼られていた。

雨が煩く、一度は通り過ぎたが、どうにも気になり、もう一度戻って傘を差しながら、じっくりそのポスターを見なおした。

これが貴組合との出会いでした。しかも3年間の素晴らしい企画運営のとりあえずの最終回、否、最終回であったとの事を知り「出会いが遅すぎた」と感じました。

突然のお手紙 失礼します。

始めて観させて戴いた上映会。しかも無料!過去の上映記録を見たときは、こんな充実した企画を3年も続けられている継続力!スゴイ。是非いつか、再開して欲しいと心より願っています。

私は鈴鹿在住で四日市駅前は、年に数度の利用しかないので、このような企画を「諏訪商店街振興組合」という組織が行っているということも知りませんでした。組織のメンバー各位の理解と、映画キチガイと団結力、実行力には大変感銘を受けました。

今後はスワセントラルパーキング様に駐車させていただき、四日市駅周りに出かけたいと思います。

それにしても「小津安二郎再発見」「昭和キネマの集い」「松竹キネマへの誘い」の各企画を観ていない私にとっては「もう一度今からやってよ」と言いたいところですが、それはかなわぬ事で、私の人生における失敗の歴史の一つをまた増やしてしまいました。

更に本日、ご丁寧にも、レジメまで送って頂きまして、誠にありがとうございました。

感謝と共に、四日市諏訪商店街振興組合様のご活躍と関係者皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。   乱筆乱文失礼しました。

追伸

私、「蒲田行進曲」には結構思い入れがあり、何度か観ている好きな映画でした。

深作欣二監督・つかこうへい・松坂慶子・高見知佳・原田大二郎・蟹江敬三・清川虹子・風間杜夫・平田満・萩原流行・石丸健二郎(つか事務所の役者達。特に石丸健二郎さんは私の東京時代の先輩で、彼は“痔”で、よく世話をしてあげました。正露丸のコマーシャル、世界の車窓からのナレーション)

1970年代〜80年代が私にとってのキーワードでした。」

Sさん、楽しい感想をお送りいただき、ありがとうございました。もう少し前に登場していただいていたらもっと盛り上がっていたのにと、残念でなりません。またの機会が必ずあると思いますので、密かに期待していてください。

それにしても、石丸さんの痔のお世話をされたとは・・・深く考えないようにいたします。

 もうお一人、Yさんの感想です。

「“松竹キネマ絵の誘い”に2年目より鑑賞させていただき、特に“二十四の瞳”が観られたのは、大変良かったと思います。今回の“蒲田行進曲”も以前観たのですが、今回観させてもらい改めて新しい感動に浸りました。大部屋の役者(平田満)が、階段落ちにチャレンジしたのは勇気のいること(命がけ)と思います。人生は安全第一ばかりではないと思いました。三浦雄一郎の80歳でのエベレスト登頂もチャレンジだと思います。これからの残りの人生に活力していきたいと思います。どんなことにもチャレンジと思います。どうも有り難うございました。

チャレンジしたいこと

? 今の政治を変えること

? スイミングチャレンジ クロール・背泳ぎ・バタフライ・平泳ぎを・・・

? 死ぬまで面倒みてもらう様にならず、看れるように努力したいと思います。

その為に、細胞内のミトコンドリアを増やし、若返りして、有酸素運動!本を読み、人々にやさしく、ピンピンコロリの人生にしたと思います。どうも有り難うございました。」

亀山からお越しいただいていました。Sさん長い間本当にありがとうございました。いつまでもピンピンでお過ごしください。

瀬木監督とひふみさん

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スワマエのキッチンひふみさんの壁に瀬木監督の新聞コラムが貼ってあった。“虹のパレット”から・・・・瀬木監督には大変申し訳ないのですが、全文を掲載させていただきました。

「大人」教えてくれた 四日市の洋食屋

期末テストが終わると、僕は決まってその洋食屋に立ち寄った。近鉄四日市駅から諏訪神社に向かう狭い参道。参道といっても小さなアーケードで、由来は分からないが、確か以前はライオン通りといった。僕が高校生だった昭和50年代半ば、ライオン通りは、喫茶店や楽器店、洋服、生地、仏具、乾物などの店がひしめき、商品が通路にせり出して人の流れも激しく、賑わいのある通りだった。

学期末になると高校生は半ドンになるため、学生たちはそれぞれのグループで、喫茶店やパーラーに長居を決め込み、どうでもいいようなことを話して夜まで過ごした。

僕の場合は神社の鳥居の斜め前にあった洋食屋が根城だった。店のマスターが豪快で、人間臭く、アニキと呼ぶには年が離れすぎてはいたが、頼りになる存在だった。眉が濃くて彫が深く、映画スターの様な身のこなしで「イカス大人」に見えた。実際にはマスターというより「食堂のおっちゃん」という風情であったかもしれない。だが、社会人が皆、オジサンやオバサンに見えた年頃にあって、マスターだけは違った存在として僕の目に映っていた。

僕はその店でたばこを覚え、酒の味も覚えた。学ランの襟のボタンをはずし、コーヒーをすすった。学校や親、世間のルールに背を向けているというようなカッコよさがあった。他人の悪口を言ったりすると、マスターから「みんな必死で生きとる。そんなこと言うたらあかん」と諭された。マスターとその店が僕に大人というものを教えてくれたのだ。

それから二十数年がたち、僕はこの街で一篇の映画「いずれの森か青き海」(2003年)を撮った。スタッフやキャストを連れて懐かしいその店に食事に行くと、マスターは奮発して松坂牛のステーキを出してくれた。礼を述べ、マスターにスピーチを促すと、意外なほど照れて短いエールをくれた。うれしかった。忘れかけていた故郷の懐かしさが、僕の中によみがえってきた。

だが、映画撮影から間もなく事件が起こった。近隣の失火から延焼し、マスターの店が廃墟となってしまったのだ。友人から連絡を言受けた僕は急きょ帰省し、火災の現場に駆け付けた。ちょうど現場検証が行われていて、警察や消防関係者の中に、ぼうぜんと立ち尽くしているマスターの姿があった。

マスターは僕を見つけて歩み寄り、小さくつぶやいた。

「あんたに言うても仕方ないが、助けてくれ、何とかしてくれ・・・・」初めて聞いた弱音だった。

何とかしてあげたいが、何もできない。何もできないのに、何とかできるとは言えない。僕はどんな慰めの言葉も見つけることができなかった。無力感に打ちのめされて。僕はその場を後にした。同級生や映画にかかわった仲間に声をかけて、カンパを募ったが、それが僕にできる精一杯のことだった。どこか後ろめたい気持ちを抱えたまま、僕はしばらく故郷を離れ、以来マスターに会うことはなかった。

数年前、マスターの訃報を耳にした。愛情を注ぎ、思い出が詰まった店を失い、失意の中でこの世を去ったのではないかと思うと心苦しかった。だが、それ以上につらいのは、あの時、気の利いた慰めも言えず、僕を育ててくれた店への感謝の言葉も添えなかったこと、そして、それを伝える相手がいなくなったという現実だ。マスターの顔と声を思い出す度に心が張り裂けそうになる。

今、あの洋食屋は再興し、当時と同じ店名で営業している。

商工春秋4月号より

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商工春秋4月号の巻頭を飾る「絵はがきに見るよっかいち」は“日本の名水百選「智積養水」”です

三滝川の伏流水を利用して智積町地内を流れる「かんがい用水」。かつては地域の人たちがこの水で米をといだり、野菜や茶わんを洗ったりしたことから「養水」の名が付いたという。今では、その清流にコイが放たれ川沿いの西勝寺周辺は散策コースになっている。また養水は昭和60年に環境庁の「日本の名水百選」に選ばれている。

余談 話は変わりますが、4月1日からの消費税増税に伴い印紙税が変更となりますそうな。今まで記載された受取金額が3万円以上100万円以下には200円の印紙が必要でしたが、4月1日から5万円未満は非課税になるとのこと(つまり、4万9千999円の領収には印紙を貼る必要がない)。今日の今まで知らなんだ!

江川紹子氏の寄稿

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袴田事件再審決定の報道が流れた昨日、江川紹子氏が中日新聞に「これほどまでに、裁判官の憤りがこもった書面を読んだことがない」と寄稿。1956年公開された今井正監督による映画“真昼の暗黒”を彷彿とさせる。

エキサイト四日市・バザール2014開催にむけて

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いよいよ第23回エキサイト四日市・バザール2014が開催されます。前日の4日は、午後1時からFM四日市さんへ服部実行委員長と中継放送に出かけ、午後3時から交通規制、その後、“マコモちゃん”をお迎えに外羽理事長と菰野町へ。午後5時30分、大きな体の“マコモちゃん”と格闘している間に、服部実行委員長は、CTYさんのインタビューを受けていました。

寒の戻りの二日間になりそうですが、さくらは最高、お天気もまずまずです。現在、風は収まっている様子。どうかおだやかな二日間でありますように。

会場は例年のごとく準備が進んでいます。アビ・コミの堀木さんはじめスタッフの皆様ご苦労様です。

 


エキサイト四日市・バザール第1日

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お天気で何よりでした。さくらと天気が主役であることをしみじみと感じさせる今日、初日でした。

今夜は少し雨となりそう。明日のお天気に祈りを込めて…・

バザール開催二日目 デアリマス

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只今 春の日差しがあります。昨日の人出を上回りました。本当に多くの方に支えられて、バザールが運営されていることを心より感謝しています。

恒例となりました午前9時通過の四日市シティマラソン

四日市消防音楽隊さんは、モンスターハンターの曲の演奏があったりして、やわらかでゴザイマシタ。

前の女性、肖像権侵害でした。加工する暇がなくてすみませんでした。

政成稲荷大祭

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4月9日は諏訪神社 政成稲荷大祭の日でした。春の宵。目まぐるしく過ぎたエキサイトバザールが終わり、つかの間の開催日です。

桜がまさに終わらんとする春の宵。その最高の季節に大祭が開かれます。

久方ぶりにお参りに出かけようと声をかけたら、スワ前のIさんとMさんが出席いただくことになりました。出かける直前Yさんも呼びかけ4名で参加させていただきました。

お社の扉を開け、供物を奉げ、祝詞をあげて、参拝。その後供物を下げて扉を閉めます。こうして約30分にわたる神事が終わりました。

Iさん、Yさんともに初めての参加ということで、厳かな雰囲気に感動してみえました。ヨカッタ ヨカッタ!

 

 

エネルギー基本計画

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(4月12日付 中日新聞より)

11日 政府はエネルギー基本計画を発表 お金と命のどちらを取るかで お金を取った

原発 イケイケ ドンドン でゴザイマス

東海道中膝栗毛の四日市宿

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十返舎一九作の“東海道中膝栗毛”下巻を図書館にて借りてくる。下巻は“桑名から追分まで”で始まる。幼少のころ本で読んだ記憶では、四日市宿でお風呂に入った弥次さん、五右衛門風呂の底板を外して足が熱く、下駄をはいて風呂桶を壊してしまうという、そんな内容ではなかったか?ところが本を読むと、声をかけた女中の適当な返事を真に受けて、風呂で待つ間に伸びてしまうという設定になっている。道中、女性をからかったりして とんだ助平道中記である。

“焼きはまぐり”の店は、桑名から伊勢朝日、富田と点在していたようである。弥次さん北八さんは富田で焼きはまぐりを食べている。

斯うして朝明川の松寺をうちすぎ、富田のたて場にいたりけるに、ここはことに焼きはまぐりの名物、両側に茶屋軒を並べ、往来を呼びたつる声にひかれて、茶屋に立ち寄り、腰を掛けると、女「おはようござりました」弥次郎兵衛、旦那のつもりで草鞋履きのまま茶屋の板の間にあぐらをかき「きた八、したくはいいか?」北八もお供気取りで「よろしゅうござりましょう。コレ女中。お召を二膳出してくんな」女「ハイハイ、蛤でおあがりなされますか?」弥次「イヤ箸で食いやしょう」と洒落ている。

焼きはまぐりは、大皿に積み重ねて盛ってあり、飯が付く。此処で二人は飯盛りの違いに、女が惚れているなどと冗談を交わし、

北八「ハハハハ 蛤をもっとくんなせぇ」女「ハイハイ」又焼きたての蛤を大皿に盛って出す。弥次 女の尻を見つめて「おまえのはまぐりなら、なおうまかろう」女「ヲホホホホ 旦那様はようおふざけじゃ」と弥次さん、女の尻をちょいとあたったりしている。

品が悪いというより、むしろ性に対して開放的だったのだろう。二人は午後四時頃富田をたって、夕刻 四日市宿に到達している。 つづく

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