円頓寺商店街を紹介するパンフを見ると、1799年に出来たフランスのパサージュ・デ・パリと円頓寺商店街が、見開きの左右対称で紹介してある。
モンマルトル通りからサン=マルク通りへ抜ける間にあるパサージュ(アーケード)・デ・パノラマの紹介が左に
それに、対比した形で円頓寺商店街が載っている。パサージュ・デ・パノラマを意識してアーケード改装をしたのは2015年。この時から通りのコンセプトを「パリ」として、アーケード・店舗展開とイベント「パリ祭」を実践していたことになる。
イベント「パリ祭」は思い付きではないのだ。しっかりしたコンセプトで企画されてきたのだ。
明治創業の着物屋、下駄屋などの日本の伝統を伝える老舗から、喫茶店、寿司屋、そば屋、バル、フランス・イタリア料理、ピッツェリア、ベトナム食堂、沖縄創作料理、ロックバーetc.多彩な食を楽しめる街へ。歌舞伎シアターも誕生するなど、今名古屋で最もホットなエリアとなりつつある。
右に建つのがナゴヤ歌舞伎の「ナゴヤ座」金・土・日の1日2回公演。食事をしながら楽しめる劇場で、定員40名。座敷での観覧となっている。
うまくパリ的センスで飲み込み、コンセプト「パリ」を大切にしながら活性化して行こうという意気込みが見られる。