1941年12月、親ドイツのヴィシー政権の管理下に置かれたフランス領モロッコの都市カサブランカ。ドイツの侵略によるヨーロッパの戦災を逃れた人の多くは、中立国のポルトガル経由でアメリカへの亡命を図ろうとしていた。
そしてここにも、時空移動号から小型飛行機で離脱した遠藤平吉の姿が見える。彼は、第二次世界大戦の惨状とモロッコの様子をうかがう為、秘かに偵察をしていたのだ。・・・あまりひそかでもないか。
<余談> 映画モロッコといえば、ハンフリーボガード主演の名作。数年前、振興組合の映画観賞会で取り上げた。この時、お手伝いいただいていたSさんが、5月1日に2年ぶりで当店を訪れてくれた。当時は、北勢地域若者サポートステーションに居た。彼女は1歳半のかわいい女の子と、若いころの曙関みたいな旦那の三人連れだった。随分落ち着いた感じがした。いままでいろんな苦労があったのではと思うと、胸がいっぱいになった。しかし、彼女は三人の生活に満足げだった。今度会うときは子供さんも大きくなっていることだろう。