「そろそろ、事件の顛末を話さなきゃ いけねぇ」
半八老人は、総会の決算報告書を書きながらつぶやいた。半八老人は、岡っ引きの半七親分の子供で(養子)、日清戦争の頃、たびたび聞かされた半七の活躍を瞼に浮かべながら、懐かしそうに話した。
二十面相の運転する時空移動装置は、遠藤平吉の背後にまで迫っていた。よく見ると、二十面相はすぐそばまで近づいていたのだ。チャラ助主水の丞も飛び回って攻撃の気配をうかがっている。スターは揃った!
危うし!遠藤平吉!ハンパチ(半八)老人は、何を語るのでしょうか? つづく