Webページを検索していたら、『安芸の国から・まぼろしの弾丸鉄道』にあたった。広島県西部の廿日市市の駅のホームに弾丸鉄道建設当時の杭が残されているそうだ。盗用させていただく。
日本国有鉄道(JRの前身)は、昭和14年に東京~下関間を9時間で結ぶ「弾丸列車」の計画を立て、将来は対馬海峡にトンネルを掘って、朝鮮半島経由北京行直通列車を走らせるという壮大な計画のもとに、翌昭和15年に建設が始められました。そのため用地買収は、広島県廿日市市でも行われ、買収用地には枕木を利用した杭が廿日市市を貫いていました。この遠大な計画も太平洋戦争の戦局が悪化したため、昭和18年度末に中止となり、買収用地は一転して食糧増産のために払い下げられ杭の姿も消えていきました。左方(八日市市佐方)で保存しているこの杭は、奇しくも当時の杭が洞雲寺の前に数本残っていたもので、大変珍しいものです。この駅は廿日市駅北土地区再整理事業として再開発され、田んぼも宅地に代わり、現在では過去の様子を再現することはできなくなりました。そのため、この杭を大切に保存して、弾丸列車の計画を長く後世に引き継ぐため、ここに保存いたします。 平成25年12月 左方アイラヴ自治会
丸印のところにあったという
墓標のように見える