燃料廠の話を聞いた方から、楠のお寺で焼夷弾が保管されていることを聞いたので訪ねた。
M69焼夷弾は、六角形の断面を持った簡素な鋼製のパイプであり、直径は約7.6センチ、全長は約51センチで、焼夷剤としてナパーム(ゲル化ガソリン)を用いられ、B29爆撃機の爆弾倉に、典型的には40発のクラスター爆弾(トータルでは1520発のM69子爆弾)として搭載された。
この爆弾は昭和20年2月の神戸大空襲に始まる、木造建築が密集している日本の都市に対する大規模焼夷攻撃において非常に効果的であった。昭和20年3月に行われた爆撃により、東京大空襲、名古屋大空襲、大阪大空襲、神戸市に大規模な火災害と大量の民間人への死者が発生した。(ウィキペディアより)
塩浜第二海軍燃料廠への集中爆撃の煽りをくって、楠方面へも焼夷弾が落とされた。50センチほどの鉄の棒である。土が詰まっているのは地面に突き刺さったからだ。木造の日本家屋を突き破り、屋根裏でガソリンを飛散させるように設計されていた。想像以上に重い。こんなものが何百と降ってきたら、あたっただけで死ぬに違いない。
戦争という狂気は、あらゆる殺りく兵器を作り出した。忘れてならないのは、それで一儲けする企業があるということでございます。
例によって焼夷弾の動画です。コピー貼り付けでご覧くださいhttps://www.asahi.com/articles/ASM7D6FTLM7DUEHF00B.html