東宝映画 『拳銃無頼帖 電光石火の男』は、昭和35年5月14日に封切られている。ちなみに併映のフランキー堺主演『世界大戦争』は、昭和36年10月8日である。四日市ロケを行った『電光・・・』が再映か、どちらも再映かということになる。物語は、主演である赤木圭一郎が、名古屋の刑務所から国鉄で四日市へ帰ってくるところから始まる。列車はなんと、加太トンネルをくぐり、木曽川の鉄橋を渡る。ありえやんやろ!と言いたいところであるが、関西鉄道時代の二大難工事を監督は知っていて、是非、冒頭で紹介したかったのだろう。
貴重なのは、昭和35年当時の四日市が写されていることだ。デジタルリマスターされているから、画像もきれいで、つい数年前の様だ。
昭和43年の高砂町 右下が旧港で左下が相生橋
旧港でのロケ
高砂町を通り
相生橋を渡る テントシートの堀木商店が見える(つづく)