『四日市復興まつり』に関する資料は少ない。復興まつりを前に、伊勢新聞から10月11日の企画段階の記事を見てみよう。
袋町の手作り練り
市役所前?の鯨船は南納屋か?
「繰り展ぐ(?)多彩な催し 四日市復興祭」貿易再開を記念して祝う四日市復興まつりは11月1日から3日間行われるが、12万市民の盛り上がる前触れ人気は全市に沸き立ち、早くも思い思いの行事によりをかけている。主催者側の市及び商工会議所では市内各新聞社、各種団体の積極的な協賛を得、準備委員のもとで準備プランを練っているが、目下のところ大体次の各部門にわたる豪華プログラムを拡張、地区市民各団体、会社、工場を中心として展開することに決定、まつり前奏曲の火ぶたは切られている。
・祝賀式典 第2小学校
・農業まつり 農機具展、競馬(於・三滝川)
・水産まつり 水産加工品展示会
・大漁まつり 富田及び南納屋の鯨船の練り
・貿易まつり 貿易再開後援会・四日市港宣伝紹介放送(名古屋放送局)
・商工まつり 市内各商店の大売り出し・工場商店訪問縦走
・文化まつり 学童作品展・青年雄弁大会・工芸品展・工場商店芸能大会
・体育まつり 庭球、野球、卓球、相撲、マラソン大会
・市民祭り 各町工場商店による仮装行列・少年みこし
比丘尼町の大名行列
北町の紅葉狩りを似せて作られた練りか?
蔵町の岩戸山を復活?
西八幡町の手作り練り
※ 貴重な写真は、前田憲司さんの「四日市祭」から拝借しました。物の乏しい時代にもかかわらず、市民全体が工夫した手作り品で楽しむ様子が伝わってきます。