・前売り入場券の発売状況(さて、気になる前売り入場券の発売状況は・・・)
会場跡地に整備された中央通り、昭和32年 週刊朝日より
前売り入場券の発売枚数は、博覧会の成否に関係することが大きいので、この発売に全力をあげての活動を実施したのである。発売は昭和26年10月1日より開始したのであるが、当初は会の規模・構想等について一般に認識が少なく相当に苦心の必要が考えられ、券の発売も宣伝と並行して行うことが強く感ぜられたので大体その方針によって進められたのである。
農機具の実演
即ち、県内は勿論近府県の市町村に属する農協、学校等各種の機関を通じて各係員が出張依頼したのである。更に日本農機具振興会、朝日新聞社においても特殊な立場より、中部日本及び全国に亘って大々的に発売に努力せられたのである。尚、市内にあっても各地区の自治会長を煩わして、これが努力に努めた結果、当初の予想以上に発売せられたことは、本博覧会の第一歩の成功といっても良い。3月21日、ひと先ず発売を中止したのである。
農作業の実演
・入場券の区分
前売り入場券のほかに、遠隔地よりの観客や前売り入場券の入手できない人々のために下記の区分により当日売り入場券の発行を実施したのである。
普通券大人券 1枚につき 金百円
小人券 満6歳以上12歳未満1枚につき 金50円
普通団体券30人以上:1割引き・100人以上:1.5割引・200人以上:2割引き
3.学生団体券
高等学校以上(普通入場料大人の)2.5割引
中、小学校(普通入場料小人の)2.5割引
30人につき引率者1名無料
さて、前売り券に付いていた抽選券の評判と実際は? つづく