四日市市立病院変遷史
三滝川の北側、浜一色にあった四日市市立四日市病院は、伝染病専門病院であったため市民は他の民間の病院に頼っていました(もう1か所、海蔵村末永に梅毒専門の県立泗水病院がありました)。さて、昭和11年5月、尾上町の資産家 小菅剣之助氏の寄贈により千歳町に四日市市民病院が開院されます。 国産振興博覧会会場に建てられた救護所...
View Article江戸の道しるべ折損
江戸の道しるべ折損 トラックによる(昭和11年7月1日 伊勢新聞より) 愛知県渥美郡福江町 古内自動車運転手 河合春次(21)は、6月28日午後8時半頃 伊賀名張町からトラックに酒を積載して 豊橋に帰る途中 四日市南町 四日市銀行西支店四辻で運転を誤り 建てられてある石の道しるべ衝突 折損した この道しるべは天保10年6月7日 四日市上新町 石屋 新兵衛さんが建てたもので...
View Article高砂町 風景
“四日市史”近代編の冒頭を飾る 高砂町貸席 風景(明治5年)。三代広重画による東海道名所 改正五十三駅のうち四日市とあります。この年、稲葉三右衛門氏が、港の建設を請願した年です。すでに四日市は良港の地の利だあったため、高砂町は賑わっていたのでしょう。 通りの真ん中には桜の木が植えられまるで江戸の吉原のようです。蜃気楼が望めたとあります。以前にも紹介させていただきました。...
View Article四日市鉄道の変遷
安芸の宮島さんからコメントで教えていただきました。四日市鉄道の ややこしい変遷史をまとめさせていただきました。感謝! 大正 2年 6月 川島駅~湯の山駅開通 大正 2年 9月 川島駅~諏訪駅 大正 5年 3月 諏訪駅~国鉄四日市駅(四日市〜湯の山 全通) 大正10年11月 「菰野の軽便=蒸気機関車」から全線が電化 ここまでが“四日市鉄道”とよばれていました 昭和 6年 3月...
View Article講和記念大博覧会しおり①
講和記念(全日本農機具・中部日本産業)大博覧会は、昭和27年3月25日から4月23日にわたる約1か月間に開催された。会場は、未整備の中央道路(70メーター道路)。この事は昨年のブログに書いたが、中途で終わっているので続きを書かせていただきます。 2020年3月14日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp) 2020年3月15日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街...
View Article講和記念大博覧会しおり②
講和記念大博覧会 “趣意書”のつづきです 平和の像(現在は市民広場に移転しています) 従って本会は 平和の像前にて(関係者か?) 食料の増産と農業の効率化、高度化を推進する一助として 農機具並びに資料を工業者の自主的参加により全国よりこれを集めて一堂に展示、実演し併せて政府当局の権威ある「昭和27年度最高審査」を実施し、農業機械化の促進と農機具の改良 並びに農機具工業振興に対する指針とするとともに...
View Article講和記念大博覧会しおり③
講和記念 全国農機具・新日本産業 大博覧会しおりより つづき 講和記念館 ◇前売り入場券について ⑴発売価格:前売り券 80円(大サービス景品付き抽選券としかも特別サーカス券付で全館無料で観られるお得な前売り券です) ⑵発売総組数:10万枚を1組とする8組(C,D,E,F,D,H,I,J) ⑶抽選期日 場所:昭和27年4月1日 会場内野外ステージ ⑷景品引換期日:抽選の日から会期中...
View Article講和記念大博覧会しおり④
各館の構成は・・・会場敷地三万坪に配置されました館の概況、施設の主なものは次の通りです。 農業原動機館(15時5分です) 講和記念館(40坪):講和後の日本が新しく進んでいく道を写真やジオラマ、パノラマなどでわかりやすく表現しご覧になればどなたにも希望と力が生まれます。...
View Article講和記念大博覧会しおり⑤
昭和20年6月の空襲で、四日市の市街地は灰燼と化した。神社南にあった私の家も焼けた。家族を北山町の親戚に預け、祖父と父は店の土地を守るため残った。その夜、B29から降りしきる焼夷弾は、あたっただけでも即死で、屋根に突き刺さって燃えひろがった。空襲後の空撮では、店の位置は真っ黒になっている。...
View Article田中邦衛さんに哀悼の意を
山田洋次監督の映画“学校 Ⅰ”での田中邦衛さんを、忘れることができない。 黒井(西田敏行)の夜間中学に通うイノさん(田中邦衛)は、50代になるまで、文字の読み書きが出来無かった。趣味は競馬で、カタカナの書き取りの時間にオグリキャップの事について熱弁した事がある。...
View Article講和記念大博覧会しおり⑦
講和記念博覧会のことは、1年前に詳しく書いている。 2020年4月のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp) 2020年5月1日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp) 2020年5月2日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp) で、抽選会のことを書いて終わりとしたい。 <抽選会>...
View Article講和記念大博覧会 オマケ
意味不明な景品を検索鵜した。 銘仙は、酒のことかと思ったら 後に“清酒”とある。銘仙は平織の絹織物ということ。カルチベータは小型耕運機、カラスキは、牛に引かせる田の鋤(すき)とあった。耕運機などは田圃がない限り当選してもいらないし、豚1頭などをもらった人はどうしたのか?。過リン酸石灰に至っては いらぬおせっかいデアリマス。
View Article新日本拝見 昭和32年の四日市港
前回掲載の週刊朝日から、戦後復興を続ける四日市港の空撮が掲載されていた。 近鉄四日市駅完成が昭和31年だから、この頃はまだ国鉄四日市駅の東と西の駅が残っていたのか?空襲で焼けていたのでは?駅前広場が見える。 こうしてみると、四日市駅東の関西堀と駅南の阿瀬知川から海伝いに旧港へ繋がっていたことがよくわかる。 前田憲司氏からお借りした「週刊朝日」の記事は“新日本拝見”で記載させていただいた。...
View Article泗水十二景より 旧港あたり
四日市市立博物館発行(平成22年)の「知られざる四日市の面影 四日市十二景と泗水十二景」より 出口對石画“港頭の夕陽(こうとうのせきよう)”...
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