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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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くるべ官衙遺跡と万葉集

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天智天皇が逝去すると、吉野に篭っていた弟の大海人皇子(天武天皇)が、息子の大友皇子に対して兵をあげた(壬申の乱)。皇位を争う戦だったが、その裏には額田王(ぬかだのきみ)をめぐる三角関係という説もある(教科書にも載っていて有名)。

あかねさす 紫野草(むらさきの)行(ゆ)き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖ふる

額田王が求愛してくる大海皇子に対して詠った。以前は大海皇子と額田王は夫婦関係だったが、この時は離婚して天智天皇と夫婦だった。(ヤヤコシイ)

“大海皇子さん、ラブコールするのはやばいよ。旦那の天智天皇が見ていますよ”

対する大海皇子の返事は?

紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎くあらば 人妻ゆえに 我恋めやも

“兄の妻になってしまった貴方を、私は今でも恋い慕っているのです”この歌は宴の場で公に披露されている。この時は、みなさんもう良いお年になっており、余興の席でのご愛敬・・・という事だったのかも。

珍しくするっと読みました

天武天皇と聖武天皇から“くるべ官衙遺跡”へ出かけたが、親切な説明に、万葉集に興味が広がった。恋愛歌も面白いが、白村江の敗戦から北九州の防人として駆り出された人達の哀切を謡った“防人歌”には泣かされる。つづく (で・・・椙山先生の湊は少し休憩です)


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