“原子紀元３０年の戦争”小松崎茂/画『冒険王』昭和３４年６月号
昭和２０年８月６日、広島に世界最初の原子爆弾が投下された。地球はこの年を原子紀元元年として生まれ変わったのだ。それから３０年、１９７４年に第３次世界大戦が起こるとすれば、まずスパイ衛星による水爆ミサイルのうちあいで火ぶたがきられ、おそるべき科学戦がてんかいされるであろう・・・。
◆原子紀元元年・・・って、はじめて聞きました。突端から水爆の撃ちあいですか。まあ、第３次世界大戦が起きなくてよかった！（今のところ・・）
“空飛ぶミサイル戦闘艦”梶田達二/画『少年マガジン』昭和３９年６月１４日号
時は、いま、イギリス海軍が考えている空飛ぶミサイル戦闘機。円盤形の変わった形で、うしろについている三つの大型プロペラで前進する。ふだんは水面を走るが、戦闘の時は、船体の下から強く空気をふきだして海上にうきあがり、時速２００キロのスピードでとびまわる。しかも、上の甲板には、４基のミサイル発射台がとびだして、ひとりでにミサイルを発射する。また、近くの敵艦をこうげきするために、ロケット魚雷を発射するそうちもついている。もしも、これができれば、世界一強いミサイル艦になるだろう。
◆忙しい戦闘機でゴザイマス。最終、今、自分が何をしているのか、分からなくなるかと、他人事ながら心配いたします。
“世界大終末・地球大脱出”小松崎茂/画『少年マガジン』昭和４３年１２月２０日号
地球は年とともに自転速度がおそくなっている。そしてある日、太陽の異常爆発のえいきょうで、突然地球の自転が停止し、その瞬間、月が大接近してきた。この日を予期して地球各地で巨大な宇宙船が造られていた。人類と動物たちは、第二の地球を求めて、はるかな宇宙へ旅立っていく。
◆ノアの箱舟の未来版ですね。気になるのは、大衆に向かって銃を構える人。宇宙船に乗りたがっている人々を鎮圧するためですかね。やめときなはれ！好きでもない相手と ペアを組まなあきまへんのやで！