“南極の氷もとかす うかぶ大宇宙鏡”伊藤展安/画『少年』昭和34年8月号
いつも太陽にむけられた大きな鏡で集めた太陽の熱は、さらに二つの鏡を通して強められ、地球におくられます。南極の氷を溶かして港を造ることも可能です。
◆ノーコメント とんでもない話です(老人の独り言)
“でっかい夢の 海底ランド”小松崎茂/画『ぼくら』昭和39年10月号
海はひろいな大きいな・・・。このひろい海のそこに、巨大な都市をつくることは、人間の夢なのだ。大きなテントを海の底にはり、そのなかに空気をいれると、人間は、地上と同じように暮らせる。水中そりや水中気球で、楽しい海底散歩もできるかもしれない。やがて、こんな巨大都市が、海底にできる時が来るだろう。
◆小松崎茂先生の登場です。プラモデルの箱によく先生のイラストが描かれておりました。それにしても、海底都市の気圧が心配でございます。あーーー夢を壊す 暴走老人かぁ
“(仮)21世紀の超特急はこうなる”梶田達二/画『希望ライフ』昭和42年
21世紀には防風強化ガラスでできたチューブの中を、車体を空気で浮かせた車輪のない列車は、超高速で走ります。
◆そうです、リニアモーターカーです。国鉄では、昭和37年からリニアの研究が始められていました。現実化はあと5年です。それまでは元気に生きておりましょう。
“マンモス原子力列車”岡崎甫雄/画『少年マガジン』昭和39年8月16日号
今(昭和39年)ソ連で考えられているマンモス原子力列車。前の展望台があり、原子力ターボジェットを使って、時速150キロのスピードを出せる。
◆原子力なんて危ないものを使わなくても 150キロ以上出せる!マスヨネェ みなさん!
「プロペラ列車」プロペラで走行するドイツメルクリン社のローゲージ模型 昭和7年 岡田克孝氏所蔵
超高速鉄道の夢
“空飛ぶ円盤機”小松崎茂/画 『少年クラブ』昭和31年6月号
もうもうたるガスをふきだし、皿のような円盤機がぐうっと空にまいあがる。それは、最近(昭和31年)アメリカで研究中の円盤型航空機で、空にのぼると後ろのジェットで、音より早く前進する。すばらしいなあ、空飛ぶ円盤機。
◆こんなもんが増えたら、あたり一面排気ガスで真っ黒でゴザイマス。・・・夢です!大切なのは 夢です 大人がそれを壊してはなりません!ナンチャッテ