「四日市の映画館巡り/四日市シネマ/上映映画解説付」 - YouTube
四日市シネマ編 楽しんで作らせていただきました ありがとうございます 是非 お楽しみください
昭和30年代、当店横には市内映画館の看板がズラリ並んでいた(但し新丁の四日市東宝以外)。ある日、糊の缶を下げたおじさんが自転車でやってくる。上映中のポスターの上に糊を塗りつけると、刷毛を口にくわえ荷台から新しいポスターをすっと抜いて刷毛でサーッと塗り込む。新しいポスターを貼った上にまた糊をつけるのが不思議だった。終わるとポケットから映画のビラ下券(招待券)を取り出し、横で眺めていた自分に手渡し次へと行った。古いポスターは、だんだんと分厚くなっていくので、一定期間を置いてすべてを剥がし、新しく貼り換えられた。その月のビラ下券は、兄によって管理された。
大正元年設立の“日本活動写真株式会社”は、戦後、昭和20年“日活株式会社”を立ち上げる。第1作は昭和29年の“国定忠治”。昭和31年 『太陽の季節』『狂った果実』が大ヒットして太陽族映画ブームとなる。
又この年、『ビルマの竪琴』がベネチア国際映画祭で賞を受ける。
昭和32年には ”おいらは ドラマ やくざな ドラマ~”の石原裕次郎『嵐を呼ぶ男』が大ヒット、昭和34年 小林旭の“渡り鳥シリーズ”と日活青春路線の黄金期を迎える。
赤木圭一郎の拳銃無頼帖シリーズ『電光石火の男』が四日市ロケで決行 公開されたのは昭和35年のことである。