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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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ビーカイル嬢夢の跡

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博覧会会場

昭和11年3月から5月まで四日市千歳町で開かれた“国産振興大博覧会”中 最大の呼び物は、何と言っても百フィート(約30メートル)の高塔から燃える水タンクの中めがけての米国人ビーカイル嬢の“大空からの飛び込み”という空前のショウであった。これが行われた国際演芸場は、千歳橋から南へ千歳運河のカーブが直線に戻ったあたりで、現在松島石炭(松島寅吉商店)の敷地内、写真の小型トラックの居るあたりに飛び込み用タンクがあった。椙山 満(文化展望四日市 第3号より)

国際演芸場

昭和11年、起工以来27年ぶりに四日市築港工事が竣工し、近代産業の発展著しい四日市は、ここに更なる発展をとげた。折から欧米文明機械の輸入依存時代は終わりを告げ、国産品が認められ始めた時代だったので、それらがさらに海外に進出していくことに、人々の大きな期待と関心が集まっていた。

この時、国内の優良国産品を四日市に集め、内外に我が国産業の躍進ぶりを宣伝しようとする企画が起こり、それが国産振興四日市大博覧会となって実現したのである。

会場は、築港工事が完成したばかりの千歳町埋め立て地に5万坪の規模で建設され、昭和11年3月25日から5月13日に至る50日刊を会期としてスタートした。目で見る四日市の100年より(椙山満監修)


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