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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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博覧会の会場は何処に?

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戦災からの立ち直りを見せた昭和27年3月25日から4月23日まで約1か月間、整備途中の中央通りを会場に“講和記念大博覧会”開催され、前売り券を含め約80万人の来場者でにぎわった。

まず、会場となる約4万坪の敷地を、省線四日市駅(JR四日市駅)と近く新設される予定の近畿日本鉄道諏訪駅間(近鉄四日市駅)の70メートル道路がほぼ完成されていたので、これを利用することが決定した。しかし、一部には立ち退きを遷延していたり、西方一帯の埋め立て(工業高校附近)が完成されていなかったりしたので、これを会場にまで導くことにしたのである。勿論、都市計画による70メートル道路事業がなかなか進捗しなかったので、今回の計画によってその計画が促進されるという副次目的も含まれていたのであるが、結果として民家の立ち退きが急速に実施され、また西方一帯の埋め立ても完了し、幅70メートル、長さ1キロにわたる会場が用意できたのである。

昭和20年代の中央通りロータリー

只、会場内には、旧東海道と国道1号線及び三重交通の内部線の三線が横断している、その対策として旧東海道は一時交通を遮断して国道1号線を専用したのであるが、交通が頻繁であるためこれを横断することは誠に危険で伴うことであり、会場整理の上にも遺憾の点があったためここに大きなブリッジを設け、旁々会場内の展望台化されたことは誠に有効であった。又 三交内部線も同様にブリッジを設け交通の障害を避けたのである。


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