話言葉がしばしば詰まってしまう吃音に悩まされていたイギリス王ジョージ6世は、言語療法士のライオネル・ローグの助けで第2次大戦の開戦を告げるイギリス国民向けのラジオ放送を成し遂げる。
国王とローグとの出会いのきっかけは妻の勧めだった。
妻のエリザベスは、まず自分でローグの処へ出かける。
古びたビルのがらんとした部屋で、出迎えを受けるエリザベス。受け付けもなく事務員もいない。療法士というには暮らし向きはあまり豊かではなさそう・・・そんな気持ちを察してか、ローグはこう語る。
“貧しくとも満足なら豊か”・・・・・良い言葉ですね