本日上映の“寅次郎夕焼け小焼け”は、寅さんシリーズの第17作。昭和51年7月に公開されました。ロケ先は兵庫県龍野市(現 たつの市)。マドンナは不慮の死を遂げて48歳でこの世を去った太地喜和子、いつものメンバーに宇野重吉、岡田嘉子、寺尾 聡ら皆さんが顔を揃えています。
吉村英夫さんがコメントを寄せていただきました。
キネマ旬報ベストテン第2位となったもので、シリーズとして最も完成度の高い作品の一つ。寅さんがペテン師と戦うというドラマ設定が異色。マドンナ太地喜和子の陽気な個性が満開し、寅とのラブストーリーも愉快で楽しい。宇野重吉と岡田嘉子の老年の恋物語が、ベテラン新劇人の至芸によって、見る者の心を郷愁にさそって胸を打つ。
もっともシリーズが高揚した時期でもある。
会場の様子です。本日も大勢の皆様にお集まりいただきました。感謝デス!