四日市文化展望 ラ・ソージュ編集に携わってみえる森さんから問い合わせが入った。
オカダヤ2階にあった“ニュース劇場”は、いつからいつまで存在していたのか?という質問だった。
小さい頃、オカダヤの2階南西の隅に100席に満たない小劇場があった。配給の都合がつかなかったのか、初めはニュースと短編映画を上映していたように記憶している。
その後、ここの小さな劇場で、洋画の再映を観た。
Kさんからの伝手で、以前、オカダヤに勤めていた人から「ジャスコ30年史」を借りてきてもらった。何と、駅前建設当時は、2階建てだった。知らなかった。
諏訪駅から現在の近鉄四日市駅に移ったのが昭和32年頃。岡田屋は、諏訪新道から昭和33年4月駅前に移る。店には車が付いている。売場面積924㎡で2階建て。オカダヤの誕生である。
百貨店申請したオカダヤ呉服店は、売場面積を2200㎡に増やしオカダヤ百貨店となる。昭和34年11月のことだった。
続いて、昭和38年3月増床して売場面積を増やし、売場面積5000㎡の総合百貨店となる。絶えず近鉄百貨店を意識し、お互いが増床申請で競い合った。
こうして、昭和44年2月、オカダヤ百貨店は、郊外型ショッピングセンター“ジャスコ”と名を変え巨大に成長していく。
さて、晩年のニュース劇場で“ナヴァロンの要塞”を観た記憶がある。この映画の封切りが昭和36年。二流館封切りだから、昭和38年までに観たとすると、その時の増床までは2階にあったと考える。
結果、ニュース劇場は、昭和33年又は、昭和34年から38年まであったのではないかと想像できる。何せ、小学生の頃のことである。
記憶のある方は、是非お教えいただきたい。