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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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若尾文子という女優

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第1回目に上映した小津安二郎監督「浮草」といい10月23日上映の「祇園囃子」といい、このところ若尾文子づいている。そこで当店横に“若尾文子という女優”で特集を組んだ。興味のある方はご覧ください。きれい可愛らしくで色っぽい。しかし、見せるところは絶対に見せない。そこから気品というものがただよう。

1933年(昭和8年)東京都生まれ。1945年、疎開先の仙台で終戦を迎える。1949年、仙台を巡業中の長谷川和夫に出会ったことが転機となり、翌年単身上京、1951年18歳の時、大映第5期ニューフェイスに合格、俳優の道を歩む。

溝口健二、小津安二郎、市川崑、川島雄三、増村保造など巨匠、名匠たちの名作に次々と起用され、本格女優としてのキャリアを積む。1961年「女は二度生まれる」「妻は告白する」でキネマ旬報賞、NHK映画賞、ブルーリボン賞、日本映画記者会賞、ホワイト・ブロンズ賞の主演女優賞の五冠を達成。続く1965年には「清作の妻」「波影」で同5賞の主演女優賞を受賞、二度目の五冠に輝く。そして1968年、「不信のとき」「積木の箱」でキネマ旬報主演女優賞3度目の受賞という前例のない快挙を成し遂げる。

近年は、ソフトバンクのCMに、白戸次郎(犬のお父さん)の母親役で登場している。

「祇園囃子」で若尾文子は舞妓役で出ている。乞うご期待!


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