このところ“深夜食堂”安倍夜郎 小学館の漫画に入れ込んでいる。
これが結構来るんだな
漫画雑誌ビッグ オリジナルに連載されているが、単行本でも見ることが出来、小林薫でDVD化されていて映画化にもなった。あ、すでにご存知の方も多いと思います。私は後発デシタ。これが結構面白い。新宿歌舞伎町のゴールデン街。その片隅に深夜食堂はある。
お話のひとつ“猫まんま”。朝方一人の女性が訪れて猫まんまを注文する。
東北から上京してきたがまったく売れない。この演歌歌手“千鳥みゆ”きを田畑智子が好演している。
「歌ってみろよ」とみんなの前で歌わせる。「人生行きあたりばったり」。“ヘタ ウマ”という評がピッタリだったが、客の中に作詞家の先生がいて、彼女に歌詞をプレゼントする。これが大ヒット。見る見るヒットチャートに上り詰める。
ところがある日突然、喀血して入院。亡くなる一ヶ月前食堂に“猫まんま”食べに現れ、親父さんに感謝を述べて立ち去った。
ある朝、店の前に一匹の野良猫がきていた。親父さんはその猫に、猫まんまを作ってやった。
どこか寂しさを秘めた役を演じた“田畑智子”が印象に残った。好演デシタ!何度観ても泣けます