Kさんからも感想を頂戴しました。ありがとうございました。
今回の映画で一番良かった処は、オーソン・ウェルズの顔でした。特に生きていた事が分かる、登場するシーンで、暗から明に変わったとき、照れ笑いのような笑みを浮かべてUPになった顔が凄かった。それに比べて主人公の顔はインパクトがなく、群衆に囲まれた時など、どこにいるのか分らなくなるほどだった。
物語的にはサスペンスとして少し物足りない感じがした。日本の2時間ドラマの方が作り込みはしっかりしているのではないでしょうか。
尚、専務のおっしゃっていたラストシーンですが、なかなか良かったです。
あれは主人公とヒロインが結ばれないという事を暗示しているのでしょうか?それから、最初とラストで、同じように主人公が車でヒロインを追い抜いて行くシーンは面白かったです。
出来れば字幕スーパーでもう一度観てみたいです。
この作品、墓地での埋葬シーンで始まり、墓地での埋葬シーンで終わります。ラスト、遠いところから歩いてくる彼女。ホリー・マーチンスは待ちます。そして通り過ぎていくアンナ。枯葉が舞い落ちて、チターの曲が流れます。忘れがたい名場面ですね。