Quantcast
Channel: 花の四日市スワマエ商店街
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2334

映画“ボクは坊さん”

$
0
0

映画“ボクは坊さん”は、四国八十八カ所霊場、その五十七番目の札所“栄福寺”の住職となった若い僧侶(伊藤淳史)が、様々な体験をしながら成長していく姿を描いた作品です。

“三丁目の夕日”のプロデューサー安藤親広氏が手掛けているとあって、(中ほどから急降下するけれど)最後の最後で希望が持てる、いい作品となってオリマシタ。

最後、総代であった老人(イッセー尾形)のお葬式の席で、光円さんはこんなお話をします。

「ぼくは 生まれる前の感じと 死んだあとの感じって 似てるんじゃないかなって思うんです そして それが いちばん普通の状態なんじゃないかなって だから 生きているっていうこの状態は とても短い すごく特殊な時間なんじゃないかなって そんな気がします だって 人は何で 生まれたときに泣くんでしょうか? もしかしたら 穏やかな眠りから覚まされてしまうかもしれない そしてまた死をもって 穏やかな眠りへと帰っていく だとしたら 生きている時間なんて お祭りみたいなものかもしれない そして長老は そのお祭りを経て帰って行った だから僕はその長老に お疲れ様でしたって 言ってあげたいんです じゃあまたって 笑顔で・・・」

ムム・・短いお祭りの時間は、大切にしなければなりません。そして、こんなことも云っています。ここのお寺は真言宗。般若心経の“空(くう)”の心についてです。

「・・・ブッダが答えた 自我に固執する見解を打ち破って 世界を 空なりと感ぜよ」

ひろく ひろく もっとひろく これが空の教えなり・・・


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2334

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>