“東京物語”三部作 その2
そして、“東京家族”の最後。次男の昌次(妻夫木聡)と恋人の紀子(蒼井優)は、周吉(橋爪 功)の世話をした後、東京へ帰る時を迎えます。 「私達 1時のフェリーで帰りますから 長い間お邪魔しました お父さん どうぞお体大切に そして お母さんの分も長生きしてください じゃあ」 「ちょっと」 「はい?」 「ま 座ってください」 「紀子さんと呼んでいいですか?」 「はい どうぞ」 「あんたは いい人だね」...
View Article映画“ボクは坊さん”
映画“ボクは坊さん”は、四国八十八カ所霊場、その五十七番目の札所“栄福寺”の住職となった若い僧侶(伊藤淳史)が、様々な体験をしながら成長していく姿を描いた作品です。 “三丁目の夕日”のプロデューサー安藤親広氏が手掛けているとあって、(中ほどから急降下するけれど)最後の最後で希望が持てる、いい作品となってオリマシタ。...
View Article第4回 よっかいちお菓子フェスタ開催決定!
第4回 よっかいちお菓子フェスタが5月22日開催されます。ぜひお越しください。 四日市諏訪商店街振興組合は、熊本宛、震災義捐金を送ることにいたしました。 中日新聞四日市支局にて、義捐金を手渡す吉田理事長です。
View Article四日市追分
5月の朔日恵比寿は、連休日曜日の心配をよそに好評だった。新鮮野菜100円市も大根・ホウレンソウ・菜っ葉・ニンジン・たけのこ・新玉ねぎと揃い、売れ行きは好調だった。日曜日にもかかわらず北勢地域若者サポートステーションのみんなの手を借りることが出来て感謝デアリマス。 遅くなりましたが“商工春秋5月号”東海道名所之内 四日市追分より紹介させていただきます。...
View Article“七人の侍”を語る
文春ムック スターの肖像” “映画史上最強の作品「七人の侍」はこうして生まれた!”より 平成3年12月号の文芸春秋で、黒澤明、山田洋次、井上ひさしのビッグ鼎談が掲載されていた。“七人の侍”の裏話を語り合ってみえるのだがこれが面白かった。...
View Article“七人の侍”をもう一度語る
改めて観なおした、黒澤明監督の“生きる”と“七人の侍”は実に傑作である。“七人の侍”の構図一場面一場面は計算尽くされていて、監督の怒鳴り声に従って、役者は被写体として何センチの位置まで支持されていたと思われる。 さて、晩年の黒澤作品に魅力がなくなったのはなぜか?“どですかでん”“デルスウザーラ”“まあだだよ”“夢”と、我々の期待からは遠く外れたものとなった。 吉村英夫氏は「黒澤明を観る...
View Article渥美清と映画“運が良けりゃ”
フジテレビの“男はつらいよ”が始まる4年前、渥美清は山田洋次監督の“運が良けりゃ”の最後に特別出演している。江戸時代、長屋の金貸し婆が、餅といっしょに金を呑み込み死んでしまう。このことを知った隣の住人ハナ肇が、死体を火葬場に持ち込んで灰の中から金を取り出そうとするのだが、この火葬場の番人が渥美清である。小林信彦は“おかしな男 渥美清”でこう記している。...
View Article第4回 よっかいちお菓子フェスタ 開催
お天気に恵まれ、本日は「よっかいちお菓子フェスタ2016」が開催されました。ユマニテク専門学校様のマジパン体験コーナー 青山里会様のブース 魅力ある内容であれば、これだけ大勢の方に出かけていただける。ありがたいことです 大きなキーワードは、子どもさん でしょうか ご協力いただいた皆様に、ひたすら感謝です。ありがとうございました
View Article続 男はつらいよ
フジテレビの「男はつらいよ」で、ハブに噛まれて死ぬ寅次郎に抗議が殺到した翌年(昭和44年8月27日)山田洋次監督は映画「男はつらいよ」を完成、渋る松竹を押し切って公開した。これがヒットした。 第1作は、さくらと諏訪博との結婚。そして、御前様の娘、冬子(光本幸子)に振られる物語だった。初めのマドンナと思いきや、実はフジテレビで佐藤オリエが最初のマドンナを演じている。寅次郎の恩師...
View Article映画“おくりびと”
「おくりびと」を撮った滝田洋二郎監督は、富山県高岡市出身である。高岡といっても近年合併した旧福岡町で、高岡の外れにあたる。監督は最近、短編で高岡市のコマーシャルをつくった。高岡市に働く外人青年が日常の中でさまざまな地場産品に触れていく物語で単なる観光宣伝に終わってないということだ。...
View Article映画“おくりびと”2
前回“おくりびと”の建物写真を追加いたします。 閉館の憂き目から立ち直った、酒田港座の内部。 “鶴の湯”の外観と内部です。 二人の住まいであった旧“スナック和”の内部 NKエージェント事務所である“旧割烹小幡”の内部 見学コースになった
View Article第1回“おくりびと”上映決定
6月24日(金)午後6時30分より(訂正します 午後6時より上映です)“おくりびと”の上映会を行わせていただきます。一度ご覧になった方も、今一度ご鑑賞ください。お待ち申し上げております。 入場無料 会場は いつものスワセントラルパーキング2階会議室です。 「あいつ 今までで いちばん きれいでした 本当に ありがとうございました」 「夫婦ってのは...
View Article吉村先生とのご縁デス
5月中旬のこと、吉村英夫先生から電話が入る。毎日新聞に掲載のコラムが6月は当番になっている、ついては取材したいとのこと。断りきれずに承知した。 そこで5月下旬、お話をさせていただき、この記事が6月4日付の新聞に載った次第です。 5年間続けてきた映画鑑賞会、ボツボツ潮時かな?と思っていた矢先のことで、これで止められなくなった。元気をいただいた先生のおかげである。...
View Article“おくりびと”の監督に聞く
映画会の常連さまから“人民中国”という雑誌をお借りしました。 ここに、第6回北京国際映画祭の審査員に招かれた“おくりびと”の監督 滝田洋二郎氏が、インタビューに答えた記事が掲載されていました。...
View Article寅さんの啖呵売 口上!
けっこう毛だらけ猫灰だらけ お尻のまわりはクソだらけってねえ タコはイボイボ ニワトリゃハタチ いも虫ゃ十九でヨメに行くと来た 黒い黒いは何みてわかる 色が黒くてもらい手なけりゃ山のカラスは後家ばかり ねぇ 色が黒くて食いつきたいが あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときやがった どう? まかった数字がこれだけ どう? 一声千円といきたいなオイ! ダメか? 八百!六百!ようし 腹切ったつもりで...
View Articleフランス座時代の渥美清
戦後、焼け跡でぶらついていた渥美清に声をかけたのは浅草のフランス座関係の人間だった。 「お前さん、いつまでもヨタってばかりしていたら、いずれブタ箱行きという事にもなりかねないよ。どうだい、一つ、この辺で足ィ洗って、オレの一座で幕引きをやってみる気はねえか」 こうしてフランス座での役者稼業が始まる。 彼の一人芝居に、こんなのがあった“渥美清”堀切直人 晶文社より...
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