昭和三十三年頃か、1番街の十字路を二人の紳士が歩く。右にマルミヤ、その向こうがひかりや。左角が靴のフクヤ。マルミヤの南二階には、スミルナという喫茶店があった。そういえば喫茶店は多かった。おかざきの二階にも醍醐があったし、ひかりやの向かいには、同伴喫茶があった。アベック専用の喫茶店で、背もたれが高く、当時のブームみたいなものだった。すわ寿司の車が東へ曲がる。
昭和三十三年八月八日、1番街の十字路を南へ進み、おかざき前から十字路を撮る。カワビシはまだ出来てないのか、うなぎ・キリン生ビールの看板が立つ。リヤカーで運ばれていく看板。リヤカーは自転車でけん引されることもあった。
昭和四十二年九月。「四日市東映」はジャスコに売却された。辻写真館前に置かれた重機。これから取り壊しにかかるのか。
正面が「万惣」、路地の向こうに「あかもん」がみえる。撤去工事中で大変な騒ぎだ。
昭和四十年七月十三日、中元売り出し中の一番街。カワムラセンターは建っている様子。スワ百貨店前(右側)には、キタオカ、諏訪寿司、のれん街(新味覚の看板)、和食の水谷、なかむら、水谷薬局、ヤマカワ、フクヤと並ぶ。