1月27日“虹をつかむ男”を鑑賞いたしました。Tさんからの感想です。
この作品「虹をつかむ男」は、病没した渥美清への追悼作品とのこと。一連の「寅さんシリーズ」での役者さんも多数違う役柄で出演していましたが、感傷的にはならず全くお洒落で楽しい映画に仕上がっていました。
それでいて「男はつらいよ」のこころはしっかり継承していました。(作品の終わり近く、人は、人生を模索する青春時代を経て、そろそろまっとうな仕事に就くべき、とのメッセージも添えて)
沢山の名画を折り込んで、次々と西田敏行に、実にうまく再現?させていましたね。二人(男同士)で踊るシーン 最高でした。※「かくも長き不在」
西田は現代の俳優陣の中でも、優れた男の一人だと思います。NHKラジオ「日曜名作座」でも、七色の声色で聴者を魅了しています。そして、吉岡秀隆も演技の巾が出て来て、いい役者に育っているなと感じました。
映画の魅力とは?
どんな映画が佳い映画か?
どんな作品が見てみたいか?
数々の場面で皆にそう問い掛けていましたが、その中で映写技師の田中邦衛には、こんな風に答えさせていましたね。
「それは・・・見ているうちに 身につまされるような写真や」
みなさんには そんな映画が いくつ ありますか?
もう一通、FAXをいただきました。ありがとうございました。
“虹をつかむ男”を観て。なるほど良い映画と思いますが、寅さんショックの後で出演者、監督も渥美清と「寅さんシリーズ」を意識しすぎたように思いました。
この映画館シリーズを西田敏行でやる気であったのか?やはり「寅さん」「釣りバカ日誌」には勝てないでしょう?
「かくも長き不在」ってどんな映画かこの映画ではじめてわかりました。名作全9作のさわりは参考になり、また懐かしい気持ちとなりました。ぜひ「警察日記」をここで上映してもらいたいですね。
上映できる映画のリストがあれば帰りに皆さんに配り、希望を募ればさらにリピーターも増えるのではないかと勝手なことを言わせてもらいます。本当にこの企画は地元でも皆さん期待しているようです。
昭和の時代がこんなに今懐かしいと思うのは私の年のせいでしょうか?パソコン時代の若い人たちにも、こういった映画でこの時代のことをもっと知っておいてもらいたいと思います。 感傷の昭和2桁世代より。